ここ数年で自立型の個別指導塾が増えていることをご存知でしょうか?
少子化に伴う大学生講師の減少や高品質な映像授業を中心としたデジタル教材が普及したことを背景として急速に増えていますので、通塾を検討している塾が自立型の個別指導塾で授業の特徴を調べているかたも多くいると思います。
このページはそんな保護者のかたを対象に自立型の個別指導塾の特徴を解説します。
自立型の個別指導塾とは?
自立型の個別指導塾の授業形式からみていきましょう。授業形式は、教室やオープンスペースで映像授業やプリントを用いて行われ、基本的には生徒一人ひとりが自分で学習を進めていきます。講師は教室の中を巡回し、わからないことがあれば個別に指導していきます。
人数は講師1人に対して生徒は10人から20人ほどで、その日の学習内容は事前に決められているプランに沿って行われます。そのため、『個別指導』とは付いていますが、通常の個別指導塾のように講師主導で授業が展開される訳ではなく、生徒が自主的に学習を進めていき、講師はその学習のサポートをしてくれるのです。
それではどういった点で保護者の方々に支持されているのでしょうか。メリットをみていきましょう。
自立型の個別指導塾のメリット
自立型の個別指導塾のメリットは大きく4点あります。
自ら学ぶ力を身に付けることができる
自立型の個別指導塾では学習は生徒が自主的に行いますが、講師は手取り足取り教えてくれる訳ではなく、正解へ導くための考え方やヒントを与えてくれます。そのため、生徒は自ら考えて学習を進めていく必要があるので、自ら考える力や自ら学ぶ力を身に付けることができるのです。
生徒一人ひとりにあった学習プラン
その日に学習する内容は生徒が自分自身で考える訳ではありません。あらかじめ、生徒の学力に応じて個別の学習プランを用意されており、生徒はその学習プランに応じて日々学習を進めていきます。また、集団で一斉に学習するため緊張感をもって学習しつつも、自分のペースで学びつつわからないことがあれば講師へ質問ができるので、授業に付いていけない・授業の内容がわからないということが起こりません。
部活動や習い事が両立できる
自由にスケジュールを組むことができるので、部活動や習い事と塾を両立させることができます。特に、塾によっては好きな時間・好きな曜日に何度でも通うことができる自立型の個別指導塾もあります。そのため、スケジュールの融通が利くという点もメリットの一つといえます。
授業料が安い
そしてなんといっても、授業料が安いということが最大のメリットといえるでしょう。先程の好きな時間・好きな曜日に何度でも通うことができるようなコースの授業料でも、一般的な集団指導塾や個別指導塾の授業料より安価なケースが多いです。
ただし、メリットだけではありません。つづいて注意点をみていきましょう。
事前に注意点を把握しよう
自立型の個別指導塾の場合、講師の役割とは生徒一人ひとりが自立心を持てるように自ら考える力や学ぶ力を育てることです。しかし生徒ごとに性格や学力は異なりますから、一人ひとりに対して適切な指導をすることは非常に難しいといえます。
ですから、講師の能力によって塾の指導力が大きく左右されます。
特に、自主的に学習を進めなければいけない授業形式だからこそ、勉強が楽しいと思わせてくれるような講師とお子さんとの相性が大切となりますから、入塾を即決するのではなく体験授業などを通じて相性をみてから入塾の判断をすることをおすすめします。
さいごに
このページでは自立型の個別指導塾の特徴を解説しましたがいかがでしたでしょうか。塾に通っていても受け身の姿勢では大きく学力を伸ばすことは難しいです。その点、自立型の個別指導塾では自主的に学習を進めていく中で自ら考える力・自ら学ぶ力を伸ばすことができますので、気になっている塾があれば体験授業を受けて相性をみてはいかがでしょうか。
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