【愛知県初の個人塾による志望校判定システム】公立高校受験専門•大学受験のさくら予備校にインタビュー
地元密着ならではのきめ細かなサポートと個別指導による高い指導実績で、多くの生徒を集める公立高校受験専門塾「さくら予備校」。エリア内のすべての中学校の定期テストを徹底的に分析し、周辺の地域から通う生徒も増加中です。
最近は内申点と定期テストの点数だけで志望校の合格判定できる「志望校判定システム」でも注目を浴びています。塾の特徴と判定システムについて、塾長の黒田先生にお話をうかがいました。
- 黒田 孝智(くろだ たかとも)先生
- 愛知県名古屋市緑区にある学習塾さくら予備校塾長。公立受験、大学受験の個別指導がメイン。県立高校の志望校の合格判定がスマホやPCで簡単にできる、無料の検索システム「志望校判定システム」を愛知県の塾として初めて作成。10年以上蓄積されている膨大なデータによる志望校判定の精度の高さは、進学を考える受験者とその保護者からも注目を集めている。
思考力のある大人を作るために塾の運営をスタート
ーー本日はよろしくお願いします。まずは黒田先生がさくら予備校をつくった経緯を教えてください。
よろしくお願いします。私は前職時代、大手企業の社員に対して数学や物理、英語を教える仕事をしていました。そこで驚いたのは、多くの社員が数学と物理を苦手としていたことです。国公立大学を出ている優秀な人もたくさんいたのに、です。
理由は数学や物理に必要とされる「思考力」もしくは「思考の仕方」とでもいうべきものが確立されていないことでした。しかし、思考力は数学や物理のみならず、社会に出てからも必要な力です。このことから私は、子どものころから「思考の仕方、思考パターン」をしっかり学ぶ必要があると思うようになりました。
そこで塾という形で、勉強を通じて子どもに大切なことを教えていこうと思い、2011年にさくら予備校を立ち上げました。
ひとつひとつの学校の特性に精通したテスト対策
ーー塾名の由来は合格を意味する「桜咲く」からですか?
さくら予備校という名前は、私が桜が好きで、さくらという言葉をどうしても塾名に入れたかったのが由来です。あとはさくらの後ろにつけて語感が良かった予備校をつけ、さくら予備校と名付けました。
ーー予備校という名称ですが、メインは公立高校受験と大学受験の塾ですよね。
そうなんです(笑)。メインの生徒層は地元の公立高校進学を目指す中学生です。生徒の割合でいうと、中学生が6割、小学生3割、高校生1割です。1割の高校生は中学生時代から在籍している子が多く、継続率も高いです。年によって増減はありますが、継続率7割程度ですね。
ーーさくら予備校がある名古屋市緑区の教育熱はどうですか?
教育熱が高いわけではないと思います。中学受験をする家庭もありますが、多くは公立中学、公立高校と進学した後、大学進学を目指します。
若い家庭がすごく多いということもなく、代々住んでいる方も多いです。地域も教育熱も、総じて穏やかな雰囲気を感じます。
ーーなるほど。地元で進学される方が多いのですね。つづいて、さくら予備校の特徴を教えてください。
他塾との違いは「学校研究の徹底」です。私は、定期テストを見ただけで、どの学校のどの先生が作ったテストかというところまでわかります。中学校の先生は定期的に異動しますが、テストを見て「ああ今この先生はこの学校にいるんだな」と先生の異動を知ることもあるぐらいです(笑)。
ーーそれは頼もしいです。地元の公立中学のテストは黒田先生におまかせあれ、ってことですね!
そう思っていただいて差し支えありません。
大手塾は複数の中学校から規模の大きな学校を対象としてテスト対策をする塾が多いと思います。これに対してさくら予備校では、とにかく学校研究を怠りません。どの学校がどんな授業をしていて、どんな成績の付け方をしているかまで熟知しています。当然テスト対策も各学校ごとに行います。今は12の中学校から生徒が集まっていますが、すべてに対応するようにしています。
定期テストで判定ができる画期的な「志望校判定システム」
ーーひとつの塾に12校から集まるのは珍しいですね。先生のブログやさくら予備校オリジナルの「志望校判定システム」に興味を持ってやってくる人たちが多いのですか?
塾のブログで愛知県の公立高校入試制度の仕組み、各校の対策について連載しています。そこで当塾のサイトを知った方が「志望校判定システム」を利用いただき、お問い合わせや体験授業を受けていただくことが多いです。この判定システムは同業の塾長にも好評いただき、他の地域でも利用されています。
ーー「志望校判定システム」について詳しくお聞かせください。
「志望校判定システム」はその名の通り、生徒におすすめの志望校を判定するシステムです。最大の特徴は①内申点と②定期テストの点で志望校判定ができる点です。
一般的な志望校判定は、①内申点に加えて、学校外の模試の点数を参考データとして用います。しかし、この判定システムは、②定期テストの点数を用います。
これにより、模試をまだ受けていない1年生や2年生も判定できるようになります。1年生や2年生にとっては、今の自分の位置がわかって目標が明確になりやすく、モチベーションのアップにもつながります。システムを作るにあたって、正確性と生徒のモチベーションアップの2点を強く意識しています。大手塾でもこのシステムを持っているところはないと思います。
理解力・想像力のある大人になるためには「国語」が欠かせない
ーーさくら予備校の指導形態について教えてください。
指導形態は個別指導と集団指導があります。中学1年生と2年生は1対1の個別指導。中学3年生になると個別指導と集団指導から選べます。1年生と2年生が個別指導なのは、基礎を徹底的に習得してもらうためです。科目は、数学、国語、英語を履修している生徒が多いですね。単元によっては1対3など集団個別のような形になることもあります。
小学生はすべて1対1の個別指導です。教科は国語と算数で、主に学校の予習をしています。なぜ予習なのかというと、学校の授業についていければ自然と勉強が好きになれるからです。中学受験を希望する小学生には、個別に対策をしています。
ーー読解力の重要性についてのブログ記事を拝見しました。
はい。小学生だけではなく、中学生、高校生にも言えることですが、多くの生徒が漢字は書けるのに文章が読めないのです。文章を読んでも意味が汲み取れない。その理由は、経験値がない、世界観がない、想像力がないからなんです。
想像力は国語で学ぶものだと思っています。国語をじっくり学んで、まずは「きちんと読めるようになること」、それから「書けるようになること」へとステップアップして欲しいと考えています。
保護者から「小学生のうちから英語を教えて欲しい」というご要望をいただくことがあります。ですが、私は「まず国語をちゃんとやりましょう」とお伝えしています。
ーーたしかに早期に英語を早く始めた方が有利という意見は根強いですが、先生のご意見は異なるのでしょうか?
はい。英語を初めて習う時、名詞や動詞といった品詞から習います。そのあとに主語と述語を組み合わせて文章を作ります。となると、前提として日本語で「品詞とは何か」を理解しておかなくてはいけません。名詞、動詞、形容詞の意味がわかっていないのに英語の品詞が理解できるはずがないのです。早くから英語を学ぶとしても、品詞などの国語の基本を小学生のうちから身につけることが重要になります。
中学生、高校生にとっても国語が大事なのは同じです。言葉の意味を知らない、もしくはなんとなく意味を知っていたとしてもその言葉を使った文章を作れない、他にも行間が読めない、文と文と背景にあるものが読み取れない生徒が多いように感じています。どんな問題も国語で書かれていますから、言葉の意味、行間、文の背景にあるものは非常に大事です。さくら予備校では、そういった点も重要視して指導しています。
ーーなるほど。冒頭の「思考力がない大人」の話につながりますね。
そうですね。大人でも思考力や想像力がない人はたくさんいます。皆さんの周りにもいませんか?(笑)
ーーいますね(笑)。
たとえば、なんでも否定から入る人や、文脈を理解せず単語の意味だけを拾って話を理解した気になる人です。相手が言っていることを理解し、受け入れ、自分の立場を明確にする、という基本的なことができない人が多いですよね。
反対に、相手の話をきちんと聞ける人を見ると「ああ、この人は国語をきちんと学んできたんだな」とわかります。塾としても「国語の読解力」「算数をロジカルに考える力」を身につけるように指導しています。それができれば、おのずとテストの点も取れるようになりますから。
「今日塾に行ってよかった」と思えるような環境作り
ーー講師の採用などでこだわっている点はありますか?
学力や学歴は当然考慮します。中身の面では「元気で真面目でよく笑う人」を採用するようにしています。個別指導は集団授業と比べると淡々と進むことが多く、盛り上がらないことが多いのです。
生徒には「今日塾にきてよかった」と思って帰ってほしいと常に思っています。知らないことを学べた、難しい問題が解けるようになった。時には「先生と話せて楽しかった」だけでもいいと思います。ですので、教室を楽しい場所にできる明るくよく笑う先生を採用するようにしています。
ーー教室の雰囲気はどのような感じですか?
楽しいのは当然として、ケジメも大事にしています。授業は真剣に真面目に取り組む反面、休憩は騒いでもいい、というのが私の方針です。休憩時間は先生と生徒がコミュニケーションをとってワイワイしています。
ーーさくら予備校は生徒にとってどういう場所でありたいですか?
生徒自身が成長を感じられる場所です。あとは先ほど言った「来てよかった」と思ってもらえる場所でしょうか。生徒や保護者からは「家みたいな塾だね」とよく言われます。
ーーさくら予備校に興味を持っている保護者にメッセージをお願いします。
さくら予備校は名古屋市緑区にある公立高校受験専門塾です。志望校合格に向けた指導をする一方で、勉強以外の面でも成長できる場所だと思っています。非認知能力と言われる、自己肯定感、前向きさ、やる気、そういった部分を成長させる工夫もたくさんしています。子供の成長を一緒に見守る伴走をさせていただけると幸いです。
まずは、無料で個別相談会を受け付けていますので、今現状のお話を聞きつつ、体験授業に進むこともできます。まずは、現状のお悩みから聞かせてください。
そして、中1、中2の保護者の皆さんも、名古屋市緑区のさくら予備校が開発した、愛知県公立高校・私立高校の志望校判定システムを利用し、現状を知って下さい。もちろん、そこからご相談も受け付けています。
ーー本日はありがとうございました。