【厳しさ×圧倒的な学習量で成績アップ!】吉田塾にインタビュー
東京都昭島市にある吉田塾は小学生から高校生までを対象とした学習塾で、厳しくも熱意のある指導に定評があります。今回は塾長の吉田先生に創業のきっかけや成績を上げるための指導についてお話をうかがいました。
- 吉田 昭久(よしだ あきひさ)先生
- ヨシダ合同会社 代表社員
ニューヨーク市立大学卒業。多摩地区の個人塾に入社し、2年後教室長として勤務。その後,株式会社駿台浜学園に入社し理科講師として勤務。2017年2月東京都昭島市にて吉田塾を開塾。
アメリカの大学講師から塾講師への転身
ーー本日はよろしくお願いします。まず、吉田先生のご経歴について教えてください。
よろしくお願いします。私はもともとアメリカの大学を卒業したのちに大学院へ進学し、そのまま現地で大学の講師になりました。化学を専攻していて研究に費やす時間も多くありましたが、どうも私には研究職が合わずに29歳の時に日本へ帰国しました。
ーー興味深いご経歴ですね。帰国してすぐ開塾したのですか?
いいえ、最初は個人塾に就職しました。人と関わるのが好きだったのと、人をサポートするのが得意だったため、教育関係の仕事を探したのです。いざ就職したら想像以上に塾の仕事に没頭してしまい、4年ほど勤めた後に指導の幅を広げるために中学受験専門の大手学習塾に転職しました。
ーー着実に塾講師のキャリアを積み重ねていますね。
転職先の大手学習塾では小学生への授業と教材作成を主に担当したのですが、そこで大手塾特有のやるせなさを味わいました。中学受験は入試問題のトレンドを反映した教材が求められ、たとえば入試問題がカラー印刷になれば、当然教材もカラーであることが求められます。当時その塾では白黒の教材を使っていたため、カラーにする提案を行ったのですが、稟議が通らず改善できないことに悶々としていました。
そんな思いのなか、自分で塾を作れば、目の前の生徒に自分の考えるベストな教育を提供できると考え、2017年に吉田塾を開きました。
ーー開塾に際して、なぜ昭島市を選んだのですか?
実は選んだわけではなく、ご縁をいただき昭島市に開塾することにしました。もともとは埼玉県で塾を開こうと思っていたのですが、最初に勤めた塾でお世話になった保護者さまが所有する物件をいい条件で貸していただけるというお話をいただき、昭島市での開塾を決めました。
厳しくしない公立学校
ーー吉田塾のある昭島市の教育熱について教えてください。
ゆったりしてますね。中学受験をする生徒はクラスに2~3人程度です。公立中学、高校と進学を目指す方がほとんどです。
ーー塾生もそういった方々が多いですか?
はい。小学生も一定数いますが、高校受験をする中学生がボリューム層です。
本当は大学受験が楽になるため、中学受験を目指す小学生から指導したいとは思っています。こういった生徒に来ていただけるように努力したいと考えています。
ーー小学生はどういった目的で通塾されていますか?
小学生の通塾目的は主に2つあります。
1つは生徒自身が学校の勉強についていけず、必要に駆られているパターンです。2つ目は学校が何もしてくれないことに対して保護者が不安を抱いているパターンですね。
ーー1つ目はよくある通塾理由かと思いますが、2つ目は聞きなじみのない理由です。詳しくお聞かせいただけますか?
最近は厳しくしないことを旨とする学校が増えてきており、宿題を出さないといったこともあります。間違えた漢字を複数回書き取らせるといったこともありません。方向性の是非はさておき、宿題がなくなって自宅での学習時間がゼロになったことに不安を抱く保護者の方もいます。そういった方が「厳しく指導」を掲げる当塾に魅力を感じているようです。
あえて「厳しい」指導を行う理由
ーー吉田塾の「ここは他塾に負けない」という強みについて教えてください。
私が直接「厳しく」指導するのが最大の強みです。生徒が自走できるまで、やるべき学習量をやり切らせることが成績を上げるために必要です。生徒は私に叱咤激励されながら目標に向かって勉強します。
学習量がとにかく多いのも吉田塾の強みです。成績が上がらない生徒の大半は学習量が足りていません。間違えた問題があったら何度もやり直すことで定着します。自分の限界に挑戦してやり切ることで成績は上がります。
ーー最近は厳しくしないことを旨とする学校も増えているとお話にありました。吉田塾の指導は今の世の中とは逆行するスタイルだと思いますが、なぜ生徒に厳しく接するのですか?
生徒のことを本気で考えたら自然と厳しくなります。今の学校教育はできたら褒められ、できなかったら努力をしなかった生徒自身のせいと言われてしまう「自己責任」的考えが広がっています。私は小学生にそこまでの自己管理を求めるのは酷だと考えています。そのため、当塾は生徒の成績向上に責任を持ちます。やらなかった生徒のせいではなく、やらせなかった私たちの責任なのです。
その代わり厳しく指導します。ただ、吉田塾が厳しいという噂を聞いて転塾する方もいるので、自分の子どもが第三者から厳しく指導されることを求めている保護者はいらっしゃいますね。
学年・目的に合わせた指導スタイル
ーー授業はどのように行っていますか?
一番人数の多い中学生に対しては自立学習の形態で授業を行っています。個人別に組まれたカリキュラムに沿って指示を出し、問題を解いてもらいます。理解度や進度を細かく把握するために、問題を解き終わったら講師が丸付けをし、再度指示を出すといった流れとなります。手が止まっている生徒がいたら私から声をかけられるので、集中せざるを得ない状況が出来上がっています。
小学生の中学受験コースはカリキュラムに沿って集団指導スタイルをとっています。一般的な集団塾ではできない手厚さが、吉田塾の中学受験指導の強みです。
実は去年まで中学生に対しても集団授業を行っていたのですが、中学校間の授業の進度の差が思ったより大きく、個別にカリキュラムを作成する形に変更しました。
厳しさと優しさのバランスが取れた講師陣
ーー吉田塾の指導は厳しいとのことですが、講師も厳しい方が多いのですか?
いえ、私が厳しく生徒に接するので、ほかの講師は生徒に優しく接してもらっています。厳しさと優しさはバランスが大事だと考えています。講師が全員厳しく接すると生徒は逃げ場がなくなってしまい、潰れてしまいます。そうならないようにメリハリをつけて指導しています。また、定期テスト期間のように通塾する生徒が多い時期は大学生の講師も指導に加わります。
ーー講師やスタッフの採用においては何を大事にしていますか?
基本的な学力は持っている前提で、コミュニケーション力と人柄を重視して採用しています。生徒の話をたくさん聞いて、生徒の考えに共感してあげられる講師が理想です。
「自分の限界」に挑戦できる学習環境
ーー教室環境のこだわりを教えてください。
2フロアの教室で、広々とした自習スペースを設けていることがこだわりです。受け身ではなく、自ら問題に向き合うことを指導の軸にしているので常に自習室は賑わっています。
特に高校生専用の自習室が人気です。実は、この高校生用の自習室には卒塾した大学生・大学院生や社会人も自習しに来ることを許可しています。「吉田塾の自習室以上に集中して勉強できるところはない!」と評判です(笑)。
ーー卒塾生からの嬉しいコメントですね。
塾へ来たらスイッチが切り替わって、自然と頑張れる場所にしたいと思って環境づくりをしています。必ずしもきれいな教室とは言えないかもしれませんが、真剣に自分の勉強に向き合う熱気に溢れた教室を目指しています。
ーー生徒にとって塾をどんな場所にしたいですか?
10代のうちに「自分の限界に挑戦してやり切った!」という経験をしてもらい、大人になって振り返った時に、自信を持てる場所になれたら嬉しいです。社会に出てからも吉田塾で学んだことを糧に自分の力で道を切り拓ける生徒になってほしいと願っています。
圧倒的な学習量で目標達成に導きます!
ーー最後に、これから塾探しをされる方へのメッセージをお願いします。
「うちの子、勉強のやり方が分からず成績が上がりません。」と悩む保護者がたくさんいらっしゃいますが、その悩みの原因は学習量の不足です。吉田塾は圧倒的な学習量を正しく積ませることで成績を向上させます。
生徒にとって吉田塾の環境は辛かったり、きつく感じたりすることもあると思います。それでも成績を上げたい、志望校に合格したいという方はぜひ吉田塾にお越しください。
ーー本日はありがとうございました。
取材協力:吉田塾 昭島教室