アドラー心理学を取り入れた独自指導で成績アップ!週5コマ2.6万円の個別指導塾「学びの森J-STUDIO」にインタビュー

個別指導塾の選び方に悩む保護者は少なくありません。料金、指導方針、教室の雰囲気など、考慮すべき要素は多岐にわたります。今回は、独自の教育メソッドと安価な料金体系で注目を集める「学びの森J-STUDIO」のスーパーバイザー・高田先生にお話を伺い、同塾の特徴や強みについて詳しく聞いてみました。

- 高田尚大(たかだ なおひろ)先生
- 学びの森J-STUDIOスーパーバイザー
1対4の少人数制で内申点対策に強い個別指導塾
——まず、高田先生のお役職と、現在の業務内容についてお聞かせください。
学びの森J-STUDIOは全10教室で、東北、関東、中国、九州エリアに展開しています。私は岡山にある3校舎の運営と管理を担当しています。
——それでは今回は担当するエリアについてお話をうかがいます。各校舎がある地域の共通点や特色について教えてください。
中学生が7割を占めており、公立中学校の高校入学のための内申点対策を中心に、中下位から中上位層の生徒が多く通っています。私が担当する岡山のエリアでは5km圏内に大きな中学校が2校程度ある立地を選んでいます。
学校別テスト対策&英検対策も万全!5km圏内の中学校情報を完全分析
——各校舎の対象中学校のテスト対応はどのようにされていますか?
各校舎の最寄りの中学校のテスト過去問を分析し、テスト作成者が変わった場合なども含めて情報を収集しています。それらの情報をもとに、各中学校に特化した内容で指導を行っています。これにより、より効果的な定期テスト対策と内申点対策が可能になっています。
——内申点対策についてはどのような取り組みをされていますか?
定期テストの点数と提出物の管理をメインに行っています。提出物が終わっていない生徒には、塾で確認して指導します。テスト前には必要に応じて補習時間を設け、提出物の完成をサポートします。
生徒への指導と同時に、保護者にも内申点における提出物や授業態度の重要性を説明し、理解を求めています。
——中学校に合わせて手厚くフォローされているのですね。小学生の指導についてはいかがでしょうか?
全体としては非受験層が圧倒的に多い状況です。非受験の小学生は、学習習慣の定着や学校の授業についていくための指導が中心です。学校準拠のテキストを使用して指導しています。
一方、校舎によって中学受験層もいます。岡山では中高一貫校が大きな受験先となっているので、志望校に合わせて個別に対策を立てていきます。
——高校生の指導についてはどうでしょうか?
高校生は、中学生のころから当塾に通う生徒が9割です。多くは高校3年生の1学期まで、総合型選抜や学校推薦型選抜のための内申点対策を行います。一般選抜の受験指導も行いますが、その場合は「受験コンパス」というあらゆる大学に受かるための情報が網羅されたツールでカリキュラムを組み、進捗管理をしながらコーチング的な指導を行います。
——他の個別指導塾と比較して、J-STUDIOの料金はリーズナブルと聞きました。
個別指導は高額になる傾向が多いなかで、当塾は費用面での負担は少ないと思います。中学生は1コマ50分の授業で週1コマ税込5,280円と、かなり安価です。英語と数学だけでなく他の科目も含め、週4~5時限受講しても、他塾の週2回分程度の料金で済みます。他の個別指導塾だと5コマ受講すると4万円程度かかるところを、2万6,000円程度で受講できます。
アドラー心理学を活用した独自指導で自己肯定感アップ!
——学びの森 J-STUDIOならではの特徴はありますか?
「アドラー心理学」の要素を取り入れた指導が特徴です。「ちょっぴり意地悪な」をキャッチフレーズに、生徒が自分で考え、達成感を得られるような指導を心がけています。テストは1人で受けるものですから、細かく答えまで教えてしまうのではなく、ヒントを小出しにして自己肯定感を高める指導法を採用しています。
——心理学の要素を取り入れているのですか。具体的な声かけの例を教えていただけますか?
たとえば漢字テストで100点を取ってきた生徒に対して、単に「100点すごいね」で終わらせません。「宿題も一生懸命やれていたし、前日にもかなり勉強したから結果が出たね」というように、その結果に至るまでの過程に注目します。
80点や60点の場合でも、生徒のがんばりを見つけて承認します。「絶対に英語が得意になっていくよ」といった未来を見据えた励ましも大切にしています。
——授業のスタイルについて教えてください。
1対最大4名までの個別指導で、1コマ50分です。中学生の場合、週4コマ程度の受講が多く、英語2コマ、数学2コマという組み合わせが一般的です。ただし、理系科目で固める生徒や、英語・数学・国語で取る生徒など、生徒の希望に応じて柔軟に対応しています。
具体的な計画は面談を通じて、生徒ひとりひとりに合わせたカリキュラムを作成します。公立中学生が中心ですが、中高一貫校の生徒にも対応しています。
——計画を立てていくとなると、お家での勉強も必要になりますよね。宿題の量はどの程度でしょうか?
週に2~4ページ程度で、学年によって量は異なりますが、多くはありません。授業中に扱った類題など、理解できていない問題は出さないようにしています。
——普段のテスト対策や受験対策のほかに英検対策などの資格試験対策も行っていますか?
もちろんです。当塾は準会場となっているため、英検の申し込みから対策指導まで行っています。普段は学校の授業に沿った指導を行い、英検の時期が近づいてきたら、追加で英検対策の授業を受講する生徒も多くいます。
——教室の雰囲気づくりで心がけていることはありますか?
来塾した生徒全員と必ず会話する機会を設けています。授業中はメリハリをつけますが、休憩時間はにぎやかな雰囲気を大切にしています。アドラー心理学に基づく承認活動として、「今日は元気そうだね」など、前回と違う様子に気づいたら積極的に声をかけています。
——教室の環境づくりについて、特徴的な点はありますか?
パーテーションを設けず、オープンスペースでの指導を行っています。教室長が全体を見渡せる環境を重視しています。さらに集中できる自習室も設けています。セキュリティ面では、入退室時に保護者へメール通知が届くシステムを導入し、面談ブースや実習室も完備しています。
コミュニケーション能力の講師を採用
——講師採用・育成についてはいかがでしょうか?
まずは面接を行い、適性検査を受けてもらいます。特にコミュニケーション能力や内面的な適性を重視しており、学歴よりも生徒との関わり方を重視しています。
採用後は、1〜2時間の初回研修後、1ヶ月かけて段階的に指導に入ります。最初は1対2程度の少人数から始め、教室長と共に指導しながらフィードバックを重ねていきます。声かけの仕方や質問の仕方についても、研修を重ねています。
——保護者とのコミュニケーションについて教えてください。
非常に密なコミュニケーションを心がけています。最低でも月1回の電話連絡、毎回の授業後の連絡帳でのやり取り、年4回の面談を実施しています。送迎時の立ち話も大切にしていて、保護者との距離が近いのが特徴です。
保護者会では和やかな雰囲気で交流し、フランクなやり取りが多いです。
第三の場所を提供したい
——生徒にとって塾をどのような場所にしたいとお考えですか?
勉強だけでなく、もう一つの居場所として機能することを目指しています。家・学校に次ぐ、第三の集中できる環境として選んでもらえるような場所作りを心がけています。
——最後に、塾を探している保護者へのメッセージをお願いします。
勉強に関する親子の衝突を避けるためにも、学習指導は専門家に任せていただければと思います。アドラー心理学では、血縁関係での衝突は最も解決が難しいとされています。勉強に関することは私たちに任せていただき、ご家庭では良好な親子関係を築いていただければと思います。一度お話を聞いていただければ幸いです。
——本日はありがとうございました。
取材協力:学びの森J-STUDIO