キズキ共育塾の塾インタビュー

不登校・発達障害・通信制高校からの受験を得意とする完全1対1個別指導塾

キズキ共育塾

評判・口コミ

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※総合評価は、キズキ共育塾の全教室の口コミを対象にして算出しています。

対象学年

小学1年~小学6年、中学1年~中学3年、高校1年~高校3年、浪人生

授業形式

個別指導(1対1)・少人数制(10人以下)・オンライン指導

キズキ共育塾は
こんな方におすすめ!
  • 不登校・中退・浪人・発達障害の方などどんな方の受験にも対応
  • 完全1対1・講師固定の担任制の個別指導
  • 様々な経験を乗り越えてきた講師が、学習とメンタルの両方を支援

【教室を生徒が自信を持って輝ける場所に】キズキ共育塾様にインタビュー

【教室を生徒が自信を持って輝ける場所に】キズキ共育塾様にインタビュー
目次
  1. 全国に10校舎・あらゆる世代を対象に展開
  2. 幅広い世代の生徒に対応した完全オーダーメイドの完全1対1個別指導
  3. 対面、オンライン、ハイブリッド。自由に選べる受講スタイル
  4. 生徒の目線になって生徒と一緒に歩んでいく、さまざまな経歴を持つ講師たち
  5. 講師の不安も取り除くきめ細やかな研修
  6. 不登校の子供も安心して通える環境作り
  7. 家庭的な雰囲気といつでも自習OKのスペース
  8. 生徒が自信を持って輝ける場所でありたい

不登校・発達障害・通信制高校からの学習・受験を得意とする完全1対1個別指導塾「キズキ共育塾」。受講スタイルから学習内容まで希望や状況に合わせて自由に選ぶことができます。

 

今回は学校に馴染めないという悩みを持つ生徒でも安心して通うことができ、受験や進学などの次のステップも考えることができる独自の教育システムや、生徒が抱く生きづらさへの向き合い方についてエリアマネージャーの髙野先生にお話をうかがいました。

 

お話をうかがった先生

髙野 友歌(たかの ゆうか)先生
キズキ共育塾エリアマネージャー。神奈川県と東京都の一部を担当し、講師や教務スタッフのマネジメントに携わる。自身も小学生時代に学校になじめなかった経験を持ち、大学生では不登校の子どもと関わるボランティアを経験。大学卒業後、青少年育成に関心を持ち警察官になるものの、「より身近に不登校や困りごとを抱えている子どもを支援したい」という思いから株式会社キズキ(キズキ共育塾)に入社。

 

全国に10校舎・あらゆる世代を対象に展開

 

ーー本日はよろしくお願いします。現在全国に10校舎を展開するキズキ共育塾ですが、沿革と概要を教えてください。

 

よろしくお願いします。キズキ共育塾は2011年にNPO法人キズキが運営する事業として始まりました。2015年に株式会社キズキが設立されてからは、そちらに移管し、現在は東京都に5校舎、神奈川県に2校舎、他に名古屋市、京都市、大阪市にそれぞれ1校舎ずつ、オンライン校を含め11校舎を展開しています。

 

 

当塾が特に力を入れているのは、不登校や引きこもりなどの状況にあり、学校以外で勉強したい生徒や、発達障がいの特性があり自分に合った勉強法で学びたい生徒のサポートです。

 

現在校舎を展開しているのは都市部だけですが、日本全体で不登校の子どもが増えている現状を考えると、今後は都市部以外にもきめ細かなサポートが行き届くようにしたいと考えています。

 

ーー不登校の生徒が多く通塾しているとのことですが、なぜ不登校の生徒を多く受け入れているのですか?

 

弊社代表の安田祐輔の経験が理由です。安田は、不登校や発達障害によるいじめ、一家離散などを経て、偏差値30から学び直して国際基督教大学に入学しています。

 

キズキ共育塾は、安田の「不登校や生きづらさを抱いた経験を持つ子どもたちに、人生は何度だってやり直せることを伝えたい」という思いから始まりました。

 

現在通塾している生徒の多くが不登校や生きづらさ、困りごとを抱えている子どもたちです。もちろん、そういった困りごとを持たない生徒もいます。

 

幅広い世代の生徒に対応した完全オーダーメイドの完全1対1個別指導

 

ーー1対1の個別指導がメインの授業スタイルとのことですが、一般的な個別指導塾との違いを教えてください。

 

決まった教材やカリキュラムがなく、ひとりひとりに合わせた授業を行うことです。一般的な塾は、受験や志望校合格を最終目的にしている場合がほとんどだと思います。そのため、入塾テストやクラス分けがあったり、カリキュラムが組まれたりしています。

 

しかし当塾は、入塾時にまずひとりひとりのスタート地点と目標地点を確認して、それぞれのゴールに向かうための授業を考えます。そのため、指定の教材や統一のカリキュラムは用意していません。個人の希望や今の状況に合わせて、講師と生徒のマッチングから学習内容まで、完全オーダーメイドです。

 

なお、多くの個別指導塾では講師1人に対して生徒2、3人で授業を行いますが、キズキの完全個別指導では、「生徒1人に対して、目的、指導内容、先生の年代・性格・性別などのご要望もお聞きした上で、教科ごとに1人の専任講師」がつく完全マンツーマン指導を実施しています。そのため、個別の生徒の目標とペースに合わせて授業を進めていくことができます。

 

 

ーー学力や学習体験の差も、個人によって違いが大きいですよね。

 

はい。通塾している生徒の中には「そもそもきちんと勉強をした経験がないため、勉強の仕方や進め方がわからない」という人もいます。他にも「自信が持てない」「勉強しないといけないのはわかっているけれど、なかなかやる気が出ない」というお悩みを抱えている生徒もいます。

 

ーー授業はどんな流れで進みますか?

 

1コマ80分(小学生は50分)という決まりはありますが、定型の流れはありません。生徒によっては、気持ちの浮き沈みでがんばれる日もあればがんばれない日もあります。そのため、毎回計画通りに進むわけではないのです。そこで当塾が重要視しているのは、授業以外の時間の過ごし方です。授業中は学習を進める一方で、次回の授業までの過ごし方もしっかり話し合うようにしています。

 

それは単に宿題を出せばいいというわけではありません。宿題があるとそれ自体がプレッシャーになる子もいますし、宿題が終わらないと落ち込んでしまい、塾に行きたくなくなってしまう子もいます。

 

当塾では、入塾の時点で「宿題を出してほしいか出さないでほしいか」というところから本人と相談します。また、宿題を出した場合でも「宿題が終わらなくても、気にせず授業に参加して欲しいので」と伝えます。反対に「計画が決まっていないと進められない」という生徒には、あしたはこのページを、あさってはこのページを、と取り組む課題を明確にし、細かく計画を立てることもあります。

 

ーー集団授業も行っているとうかがいました。

 

はい。不定期ですが開催しています。集団授業についても対面とオンライン、どちらの形態でも受講が可能です。

 

対面、オンライン、ハイブリッド。自由に選べる受講スタイル

 

ーー対面授業もオンライン形態も用意されていますが、不登校の生徒にとって選択肢が多いことは、ありがたいですね。

 

自分のペースで学ぶことができるのは大きな利点だと考えています。割合としては対面授業を受ける生徒が多いですが、オンラインのみ、オンラインと対面授業のハイブリッドで学んでいる生徒も多くいます。

 

生徒がオンラインやハイブリッドを望む理由としては、当塾では、不登校や引きこもりの経験が影響しているのかも知れません。

 

そしてコロナ禍を経た今では、生徒にとっても講師にとってもオンライン授業が一気に身近なものになりました。仕組みとしても「当日に対面とオンラインを選べる」ようになりました。

 

その結果、対面授業だけなら勉強が続かなかったかもしれない生徒が勉強を継続できているという事例が増えています。

 

生徒の目線になって生徒と一緒に歩んでいく、さまざまな経歴を持つ講師たち

 

ーー講師採用の基準や、指導している講師の特徴はありますか?

 

学歴の基準は設けていませんが、採用試験の中で学力や指導力を確認するテストを行っています。

 

当塾が講師に求めているのは、不登校や発達障害の方の学び直し、受験に対応できることに加え、生徒が安心して過ごせる場所を作れる人材であることです。そこで、個人の価値観を受け入れることができて、生徒の話にじっくりと耳を傾けられる人を採用しています。年齢層や属性としては、現役の大学生、社会人、主婦(主夫)、教育現場で長く働いた経験のあるベテランの講師などが、幅広く在籍しています。

 

 

当塾には厳しい指導が辛くて勉強が苦手になってしまった生徒もいます。ですので、厳しすぎる指導を行う人や高圧的な態度を取る人、自分の価値観を押し付ける人は当塾の講師には向いていないと思います。

 

ーー講師の中にも不登校の経験者はいらっしゃいますか?

 

はい。不登校や発達障害からの学び直しや受験を経験していたり、生きづらさを感じたことがあったり、複雑な経験を経て大人になってから大学に行き直したことがあったり、さまざまな経験をした講師が在籍しています。

 

経験豊富な講師と1対1で対話を重ねるうちに、失っていた自信を取り戻せたり、今後の人生を楽しく過ごすにはどうしたらいいかを考えるきっかけになったりといった、勉強以外の学びを得る機会も多くあります。

 

ーーそういった機会を作るためにも、講師と生徒の相性はとても大事ですよね。

 

とても大事です。当塾では、入塾時に講師に関する希望を聞きます。年齢が近い人がいいという子もいれば、ある程度の距離感を保てる年上の人がいいという子もいて、教務スタッフが相性を考えて講師を選びます。科目ごとの担任制となっていますが、合わないと感じた場合、講師の変更もできます。

 

ただ、講師を変えてほしいというのは、生徒からしたら非常に言い出しにくいことです。そのため、はじめての授業の後にアンケートを渡し、不安や気になったこと、他の講師が良いという希望があったら書いてもらっています。このアンケートにより、講師に直接言わなくても講師の変更が可能です。

 

 

講師の不安も取り除くきめ細やかな研修

 

ーー講師のノウハウも一般的な塾とは異なるものを要求されるかと思います。どのような研修を行っていますか?

 

当塾において一番大切にすべきことは何か、を最初に学んでもらいます。他にも、ひとりひとり事情の異なる生徒への対応方法や効率的な時間の使い方など、これまで当塾が蓄積したノウハウを惜しみなく伝えるようにしています。

 

大手塾での講師経験がある人の場合、「結果を出すことやカリキュラムを計画通りこなすことが最も大切だ」と考えることがあります。ただ当塾の場合、様々な事情を抱えた方が通われています。生徒のためにはその考え方はマッチしないのかなと

 

一方で講師へのケアも大切にしています。講師にも定期的なヒアリングを実施し、困っていることや不安なことがないかを聞き取ります。講師が不安を抱いていると生徒にも不安が伝わるためです。

 

ーー学習の進捗状況をまとめた報告書は作成していますか?

 

はい。これは講師同士が一緒に担当している生徒の情報を共有するためのものでもあります。また、生徒の状況や希望に合わせて、短期的なスケジュール・長期的な進捗管理など、柔軟に対応しています。学習は必ずしも計画通りに進むとは限りません。計画が崩れても都度修正してベストな形を模索し、生徒の目標達成をサポートします。

 

不登校の子供も安心して通える環境作り

 

ーー不登校の生徒が通いやすくなるための工夫はありますか?

 

一般的な塾と決定的に違うのは、オープンしている時間帯です。一般的な塾は授業のスタートが放課後のところがほとんどです。そうすると不登校の生徒は同級生と会うことになり、それが継続の障壁となる場合があります。また、不登校の生徒だけ時間をずらして授業をする塾もありますが、それはそれで「みんなと違う時間に行っているのがバレると嫌だ」と感じる生徒もいます。

 

当塾では、早い日は午前10時、遅い日でも正午からの受講が可能です。どの時間でも生徒やスタッフがいて、いい意味で特別感がありません。「キズキにいる間は自分が不登校であることを忘れることができる」という声も多くいただきます。

 

ーー保護者への報告や面談は行われていますか?

 

必要に応じて、電話や対面での面談を実施します。たとえば欠席が続いたり、悩みがあって集中できなかったりといった場合です。

 

家庭的な雰囲気といつでも自習OKのスペース

 

ーー教室はどんな雰囲気ですか?

 

あまり塾っぽくないかもしれません。スタッフも講師も私服ですし、生徒もさまざまな年齢の人がいます。

 

入塾当初は自分に勉強ができるだろうかと不安を感じている生徒も多いですが、次第に打ち解けていって、笑顔でわいわい議論しながら学習を進めている光景もよく見られます。学習スペース以外にフリースペースや面談ブースを設けています。

 

また、個別ブースは空いているときはいつでも自習に使えます。受験シーズンだと早めにきて勉強したり、授業後に残って勉強したりしている生徒も多くいます。

 

 

生徒が自信を持って輝ける場所でありたい

 

ーーキズキ共育塾は、生徒にとってどのような場所でありたいとお考えですか?

 

生徒にとって安心して過ごせる場所でありたいと考えています。そのために大事しているのが「生徒に自信を取り戻してもらうこと」です。

 

それはたとえば、みんなが100点を取って自信満々になるということではなく、理想との差はあれど、ありのままの自分を認めてあげられるようになるという意味です。

 

不登校や引きこもりになり、社会の「普通」から逸脱してしまったと感じ、自信を無くしてしまった生徒が、自分はここにいても良いのだと感じられる場所となれるよう努力しています。

 

ーー最後に、現在塾を検討している保護者にメッセージをお願いします。

 

お子さんを一番近くで支えられているからこそ、うまくいかないという感覚を抱いたり、ときには不安を通り越してイライラしてしまったり、「自分の子どものことなのに、どうしてあげればいいのかわからない」と戸惑いを感じたり、いろいろなことがあると思います。これらをご家庭だけで解決するのは大変なことです。

 

保護者や家族ではない、第三者だからできることがあります。キズキ共育塾のような場所で、少し上の世代の講師と楽しい授業の時間を過ごすことでその講師を目標として再びがんばれるかもしれませんし、ベテランの講師から授業を受けることで成績が向上し、それが自信に繋がるかもしれません。保護者と塾で役割を分担して、一緒に歩んでいければと思っています。まずは、お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。

 

ーー本日はありがとうございました。

 

取材協力:キズキ共育塾

 

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