オンライン授業も。北関東最大&NO.1国語専門塾

日本国語塾(旧:松橋国語塾)のインタビュー

対象学年

小学4年〜小学6年、中学1年〜中学3年、高校1年、高校3年、浪人生

授業形式

個別指導(1対1),個別指導(1対2~),少人数制(10人以下),集団授業,オンライン指導

日本国語塾(旧:松橋国語塾)は
こんな方におすすめ!
  • 国語で逆転合格したい生徒
  • 国語の偏差値を10上げたい生徒
  • 国語の勉強方法が分からない生徒

【国語は体系的に学べる】全ての子どもに必要な「国語力」とは? 日本国語塾にインタビュー

【国語は体系的に学べる】全ての子どもに必要な「国語力」とは? 日本国語塾にインタビュー
目次
  1. 偏差値38から74へ! 塾長自身の国語力向上体験からスタートした専門塾
    1. たった2つのドリルで確実に伸びる! オリジナル教材による体系的な国語指導~基礎から入試まで完全対応
      1. マンガからから始める読解力養成~知識量を増やす独自メソッド〜
        1. 中高生が学年の垣根を超えて交流! 昔ながらの塾の良さを継承
          1. 国語の勉強法のスタンダードを確立したい
            お話をうかがった先生
            松橋 頌(まつはし しょう)先生
            合同会社日本国語塾 代表 1986年11月7日生まれ。早稲田大学第二文学部出身。偏差値40に届かない状態から早稲田大学に逆転合格。経験を活かし、国語を教えたい!と思い、大手塾に就職。しかし国語の勉強方法が確立していない、ということに気づき2020年に独立。国語の指導方法を確立させ、群馬県に2校舎とオンラインで国内外問わず国語指導をしている。

             

            偏差値38から74へ! 塾長自身の国語力向上体験からスタートした専門塾

            ——本日はよろしくお願いします。まず先生が塾を開いた経緯について教えてください。

            前職は「早稲田ゼミ」という群馬で最大手の学習塾で中学生の指導に当たっていました。2020年7月末に会社を辞めて、8月から個人で活動を始めました。

            国語の勉強の仕方について、みんな知らないと感じていました。大手塾の国語科の講師ですら「自分は国語の勉強の仕方がわかりません」とおっしゃるほどでした。

            国語は一番大事な科目だと思います。私自身、もともと偏差値38だったのが、国語のおかげで偏差値74まで上がることができました。本当に感謝しかない科目です。しかし、国語の勉強の仕方を体系的に教える場がないことに気づき、最初は家庭教師として指導を始めました。

            独立後まもなく、インスタグラムで元教え子が私の独立を知って5、6人の生徒が受講くれました。それなら校舎を持とうと前橋校舎を作り、今に至ります。「私が作った塾です」というより、みんながグイグイと背中を押してくれた結果できた塾です。

            定期テスト対策だけでは足りない! 一生使える国語力を身につけるには早期の対策が鍵

            ——国語が重要性は認識されつつも、どのように重要なのか、どうすれば国語力がつくのかまでは理解されていないと思っています。国語力を上げるメリットについてお聞かせください。

            たとえば神奈川県にお住まいの方とお話しすると、神奈川では学校の定期テスト対策を一生懸命するんです。なぜかというと内申点が5:5だからなのです。他の都道府県も大体4:6で、学校の勉強は大事だということは重々承知しています。しかし、そもそも国語は単発で終わるものではなく、一生使うものだと思っています。

            「国語力」の基礎が備わっていれば、少し勉強するだけで高得点を取ることができます。一方で「次の学校の定期テストでなんとか点数を取りたい」と相談に来る方には「直近のテストのために対策するだけでは足りません」とお答えしています。国語力の基礎を身につけて、その上で個別の対策をしていくことが重要になってきます。

            ——国語力が求められる背景について、松橋先生は昨年(2024年)12月に『国語ができない日本人』という本を出版されましたね。国語は多くの人ができないものなのでしょうか?

            残念ながら、できていないですね。たとえば「なぜこう答えたのですか?」と問われても、「僕はこう思った」と答えるのではないんです。「よくわかんない」みたいに質問に対して的確に答えられていない人が多いのです。

            どうやったら国語で高い練度を持つことができるのかが、今回の『国語ができない日本人』の主題です。いろんな「国語」があるじゃないですか。定期テスト対策もそうですし、高校受験もあれば、教科書に載っている作品など。いろんな形式がある中で「国語」をカテゴライズしていきましょうという本です。

            ——日本国語塾では国語だけ教えているのでしょうか?受験対策ということであれば、たとえば「数学塾」と名前がついていても、他の科目を教えているケースもあります。

            当塾では国語しか教えていません。国語しか教えられないのです(笑)。国語って別に勉強しなくてもいいという悪習があって、いよいよ受験が近くなって「どうしよう」と焦るので、逆に私としては国語を専門特化して教えていくことが最良だと考えています。

            中学生がわかりやすい例で、多くの生徒は小学生までは国語の勉強をしなくても何とか点数が取れていたと思うんです。しかし、中学生になると感覚だけでは点数が取れなくなり、明確に点数で順位がつくようになります。それでも「何とかなるでしょう」と思う方もいるくらいです。私は小学生のときの「貯金が切れる」という言い方をするのですが、暗記ができないとか、ことわざがわからないとなり、「にっちもさっちもいかない。助けてください」という状態で来る子がほとんどです。

            ——総合型選抜や学校推薦型などがクローズアップされています。小論文のニーズは高いですか?

            メディア、塾、高校などで小論文の重要性が取り上げられていますが、実際のところそこへ向けて取り組む意識は低いのです。多くの生徒は小論文を甘く見ています。たとえるならば「夏休みに腹筋を割りたいんです」と6月になってジムに通い始めるみたいな感じです。「あと1~2ヶ月でなんとかしてください」と来られるので、いつも「もっと早く来てくださいね」と苦笑いしながら教えています(笑)。

            そういう状況なので、新たに小論文のオンライン指導コースを作ろうと思っています。

            ——オンラインと対面授業について、通われている生徒さんは、どの学年が多いのでしょうか?

            オンラインは圧倒的に中学受験を目指す小学生の受講が多いです。教室での対面指導は、中学生と高校生が半々の割合です。もっと中高生にも来てほしいですね!

             

            たった2つのドリルで確実に伸びる! オリジナル教材による体系的な国語指導~基礎から入試まで完全対応

            ——国語の指導とはどういう内容ですか?

            国語の勉強はシンプル、といつもお伝えしています。数学の勉強は、簡単な練習問題をやって、右から左の計算問題やって、文章問題やって、発展問題に進みますよね。国語も全く同じです。

            まずドリル問題があって、練習問題があって、入試問題をやる。数学との違いは、基本問題が著作権の関係で簡単に作れないことです。そこで私はオリジナルの国語ドリルを作りました。著作権者から正式に許可を得て、使用料も支払い、自社教材として開発しました。

            暗記のドリル、読解のドリルを作成し、その二つを両輪で回していけば確実に伸びますよとお話ししています。

            ——授業の形態はどのようになっているのでしょうか?

            予備校の形式に近い集団授業ですね。ひたすらみんなで過去問を素材にこなしていきます。学習塾には2パターンあって、アルバイト学生でもいいからこの場所で勉強させることを価値とする塾と、予備校の先生のように「こうやって勉強するんだよ」と勉強への取り組みの姿勢を変えて、塾以外の場所での学習に影響を与える塾に分かれています。当塾は後者の予備校タイプです。

            授業の中では、80分の授業のうち30分を問題演習にあてて、残りの50分は「キリスト教の歴史」など、生徒が興味を持てる話をしています。紙芝居のような感じで楽しく学べる工夫をしています。

            マンガからから始める読解力養成~知識量を増やす独自メソッド〜

            ——生徒への指導について、読書を推奨しているとうかがいました。

            実は私はあまり本を読まないんです(笑)。代わりに、たとえば横山光輝先生の『三国志』とか、源氏物語を忠実に再現した『あさきゆめみし』など、過去の名作がマンガ化されていて、「これを塾で読んでいいです」と、図書館みたいに用意しています。マンガを読むだけでいいと。『レ・ミゼラブル』や『蟹工船』などのマンガを読んで、「さあどうだった?」と聞きます。国語力を上げるには知識量も基礎力となります。

            時代の変化だと思うのですが、「君たちは何のマンガを読むの?」と授業で尋ねると、「先生、マンガって”本”でしょ。本なんて読まないですよ」と言われたことがあったんです。

            昔は「マンガなんか読んでんじゃない」って怒られたものですが、今は動画が主流の時代になっているので、マンガですら本の一部と見なされているようです。今後動画で何か国語力を上げるコンテンツがあればいいなと模索しています。動画でもいいと思っています。

            たとえば「囲炉裏の周りにみんなが寄って」という文章で、「イロリって何ですか?」とか、「囲炉裏でおじいさんが上座に座って」という文で「カミザって何ですか」と訊かれることがあります。語句、歴史的背景や、人間のやり取りの機微が分からないと内容を理解できません。そういった部分も含めて指導していく必要があります。私がマンガを生徒に勧めるのもここです。

            国語はあらゆるものから学力を補える科目とも言えます。受験勉強がきっかけで構わないので、「国語ってこうやって勉強すればいいのね」と知っていただければと思っています。

             

            中高生が学年の垣根を超えて交流! 昔ながらの塾の良さを継承

            ——今回国語塾にインタビューをするのは初めてなのですが、こういう生徒が多いという特徴はありますか?

            国語力を養うことにお金を払うと考えるご家庭は、学力の養成についてわかってらっしゃる方が多いです。ある意味、とても治安の良い塾になっています。誰かを仲間はずれにするとか派閥なども全くないです。

            学年ごとに時間を区切って授業をするわけではないので、中学生が高校生に「どこどこ高校の受験ってどんな感じですか」と聞いたり、兄弟子のような感じになってくるんです。横の繋がりがあるのも当塾の特長です。夏にみんなで合宿に行ったり、受験お疲れ様会でみんなでディズニーに行ったりします。どちらかといえば、人間関係が濃いオールドタイプの塾です。

            ——講師体制について教えていただけますか?

            講師は私とベテランの先生が1人しかいません。あとは、自習管理とか生徒の勉強時間を管理する大学生の学習管理アドバイザーがいるだけです。

            最近は「授業をやらない塾」を謳う塾も増えていますよね? 私たちは授業に価値を感じていて、「おもしろいよね。この先生の言うことだったら聞きたいな」と生徒が思ってくれるレベルでなくてはならないと考えています。当然要求レベルが高くなるので、講師の採用基準は厳しいです。

            当塾にはオリジナルのドリルという強力な教材があるので、そこを進めていくことで高い指導力を担保できています。講師にも「基本ベースはうちのドリルだよ」というふうに、「ドリルをやった上で、過去問やっていってね」という、そこだけは担保してもらっています。

            国語の勉強法のスタンダードを確立したい

            ——最後に、塾を探している保護者さんに向けてメッセージをお願いします。

            2018年に出版されて大きな話題となった『AI vs 教科書が読めない子どもたち』という本の中に7割の日本人が日本語を理解できていないという衝撃的なデータがあります。実際に現場で指導していると、意味がわかっていないのに教材を進めようとしている生徒をよく目にします。抽象的なものが理解できないのです。

            国語には、スタンダードな勉強方法が確立されていないんです。本当はあるのですが、一般的とは言えません。うちの塾が目指していることは、30年後に「国語の勉強ってこうやってやればいいんでしょ」という世の中を作ることです。

            国語ができないのに早期から英語をやらせよう、というのはおかしな話だと思います。もっと国語専門塾が増えたらいいと思っています。これは市場の拡大という意味ではなく、日本のためにそうなって欲しいですね。

            ——本日はありがとうございました。

            取材協力:日本国語塾

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