- 関西の共通指標「五ツ木・駸々堂模試」の2026年度日程・受験料
- 浜学園・馬渕教室・日能研・希学園・能開センターの公開模試の日程・特徴
- 「五ツ木模試+塾模試」の組み合わせ戦略
- 模試結果の読み方と保護者のサポート法
「関西で中学受験をさせたいけれど、どの模試を受ければいいのかわからない」——中学受験を考え始めた関西の保護者の方が、最初に感じる疑問ではないでしょうか。
首都圏の「四大模試」のような明確な選択肢がない関西では、塾に属さない独立系の「五ツ木・駸々堂模試」が共通指標として機能しつつ、浜学園・馬渕教室・日能研・希学園・能開センターといった大手塾がそれぞれ公開模試を提供しています。
志望校レベルや通塾状況によって選ぶべき模試が変わるため、初めて中学受験に向き合う保護者の方にとってはわかりにくい面があります。
この記事では2026年度の最新情報をもとに、関西の主要模試6社のスケジュール・受験料・特性を比較し、五ツ木模試を軸にした組み合わせ戦略や、関西特有の偏差値の読み方まで一気に解説します。
※首都圏の四大模試(SAPIX・四谷大塚・日能研・首都圏模試センター)については別記事で詳しく解説しています。
※日程・費用は変更される場合があります。最終確認は各社公式サイトで行ってください。
- 中学受験の模試とは?なぜ受けるべきなのか
- 模試の役割
- いつから受けるべき?──学年別の始め方ガイド
- 2026年度 主要模試日程一覧(小6対象)
- 関西中学受験の標準指標「五ツ木・駸々堂模試」
- 2026年度スケジュール
- 受験料と申し込み
- 「Sコーステスト」とは
- 特別回の活用法
- 関西大手塾の公開模試──浜学園・馬渕・日能研・希学園・能開センター
- 浜学園「公開学力テスト」──最難関校受験のベンチマーク
- 馬渕教室「馬渕公開模試」──データ分析の精密さと手厚いフィードバック
- 日能研関西「全国公開模試」──R4偏差値と段階的テスト設計
- 希学園「公開テスト」──48時間フィードバックの最難関特化型
- 能開センター「中学受験公開模試」──地方中堅校のデータに強い
- 関西の模試戦略──五ツ木模試と塾模試の使い分け
- 志望校レベル別のおすすめ組み合わせ
- 無料で受けられる模試
- 模試の偏差値はなぜ違う?関西特有の注意点
- 中学受験の偏差値を見る前に知っておきたいこと
- 関西の模試は母集団のレベル差が大きい
- 模試の結果を活かす──復習法と保護者のサポート
- 模試後の復習3ステップ
- 保護者ができるサポート
- まとめ
中学受験の模試とは?なぜ受けるべきなのか
模試の役割
中学受験における模試は「合否予測」だけでなく、弱点の早期発見・本番慣れ・学習計画の修正という3つの役割を担っています。
1回の偏差値の上下に一喜一憂するのではなく、複数回の推移から「どの単元が伸びていて、どこが課題か」を読み取ることが大切です。
いつから受けるべき?──学年別の始め方ガイド
結論:受験を検討し始めたタイミングが最適な開始時期です。遅すぎることはありません。
学年 おすすめの始め方 何が得られるか 小3 日能研「全国テスト」(無料)や全国統一小学生テストで様子見 模試の雰囲気慣れ。算数・国語の基礎力把握 小4 浜学園・馬渕・希学園などの公開模試を年2〜3回 早期の苦手発見。塾の学習計画に反映 小5 五ツ木・駸々堂模試+通塾塾の公開模試を定期受験 志望校と自分の立ち位置のギャップを把握 小6前半 ベースラインを確立。志望校に合わせた模試を選定 夏の学習計画の根拠データになる 小6後半(7月〜) 五ツ木模試+塾模試を定期受験。特別回+前受け校の検討 合否判定の精度が上がる。本番シミュレーション
小5以降は同じ模試を継続して受験することが大切です。1回の偏差値ではなく、複数回の「推移」で実力を測りましょう。
2026年度 主要模試日程一覧(小6対象)
関西の主要6社の小6向け模試を月別に一覧化しました。複数の模試が重なる日はどちらを優先するか事前に判断しておきましょう。
月 五ツ木・駸々堂 浜学園※ 馬渕教室 日能研 希学園 能開センター 2月 — 2/8(日) 2/22(日) 2/8(日) 2/8(日) 2/8(日) 3月 3/8(日) 3/8(日) — — 3/8(日) 3/8(日) 4月 — 4/12(日) 4/19(日) 4/5(日) 4/12(日) 4/12(日) 5月 5/24(日) 5/10(日) — 5/6(水・祝)
5/31(日)5/10(日) 5/10(日) 6月 — 6/14(日) 6/14(日) 6/28(日) 6/14(日) 6/14(日) 7月 7/5(日) 7/12(日) — — 7/12(日) 7/12(日) 8月 8/30(日)★S 8/9(日) 8/30(日) 8/30(日) 8/2(日) 8/2(日) 9月 9/27(日) 9/13(日) — 9/6(日)
9/20(日)9/13(日) 9/6(日) 10月 10/25(日)特別回 10/11(日) 10/11(日) 10/4(日)
10/18(日)10/11(日) 10/4(日) 11月 11/22(日)★S 11/8(日) 11/8(日) 11/1(日)
11/15(日)
11/29(日)11/8(日) 11/8(日) 12月 — 12/13(日) — 12/13(日)
12/19(土)
12/23(水)
12/30(水)12/13(日) 12/13(日) 1月 — 1/10(日) — 1/7(木) 1/10(日) —
- ※浜学園は原則毎月第2日曜日実施。2026年度の正式日程は公式サイトでご確認ください
- ★S = 小6 Sコーステスト併催(灘・東大寺・洛南等の最難関校志望者向け)
- 浜学園は毎月の公開学力テストに加え、5月には男子最難関中合格判定などの特別テストあり
- 日能研は9月以降「合格判定テスト」と「合格力実践テスト」が交互に実施され、月2回ペースになる
- 10月の五ツ木特別回は志望校の校舎で受験できる貴重な機会(10/7申込開始)
8/30は五ツ木・馬渕・日能研の3模試が重複します。最難関志望者は五ツ木Sコースを、普段馬渕や日能研を受けている人はそちらの公開模試を優先するなど、事前に判断しておきましょう。
関西中学受験の標準指標「五ツ木・駸々堂模試」
「五ツ木・駸々堂模試」(主催:株式会社五ツ木書房)は、関西の中学受験における横断的な共通指標です。通称「五ツ木模試」「五木模試」。
対象は小5・小6で、特定の塾に属さない独立系模試のため、通塾先を問わず誰でも受験できます。
受験者数が多く偏差値の信頼性が高いことから、灘・甲陽・東大寺・洛南など関西難関校の合否判定にも広く使われており、首都圏における四谷大塚「合不合判定テスト」に相当する位置づけと言えます。
2026年度スケジュール
| 回 | 実施日 | 特記 |
|---|---|---|
| 第1回 | 3月8日(日) | 新学年スタート |
| 第2回 | 5月24日(日) | 学習定着度の確認 |
| 第3回 | 7月5日(日) | 夏期講習前の課題抽出 |
| 第4回 | 8月30日(日) | 夏の成果確認。小6「Sコース」併設 |
| 第5回 | 9月27日(日) | 志望校選定の重要指標 |
| 特別回 | 10月25日(日) | 実際の志望校会場で受験。10/7申込開始 |
| 第6回 | 11月22日(日) | 最終判定。小6「Sコース」併設 |
受験料と申し込み
| 区分 | 受験料(税込) | 備考 |
|---|---|---|
| 通常(4教科) | 5,390円 | 当日申込は6,400円 |
| 小6・Sコース追加料金 | +2,750円 | 通常受験料に加算(合計8,140円) |
- インターネットのマイページ登録経由での申し込みが標準
- 申込締切:実施日8日前の土曜日23:59まで
- 支払い方法:クレジットカード、コンビニ決済、PayPay等に対応
- 追加料金700円の「五ツ木プラス」を申し込むと、より多角的な分析結果が得られる
- 受験票は郵送されず、マイページから自分で印刷する必要がある
「Sコーステスト」とは
灘・洛南高校附属・東大寺学園など最難関校志望層向けの追加テストです。通常テストの午後に高難度問題を実施します。第4回(8/30)と第6回(11/22)に併設されます。
特別回の活用法
10月25日の特別回は、実際の志望校を会場にして受験できるのが最大の特徴です。校内の雰囲気・通学路・トイレの場所を事前に確認でき、本番の緊張緩和に直結します。
志望校が会場になっている場合は必ず申し込みましょう。申込開始は10/7です。
関西大手塾の公開模試──浜学園・馬渕・日能研・希学園・能開センター
五ツ木・駸々堂模試が「横断的な共通指標」であるのに対し、各塾の公開模試は志望校に特化した精密な判定機能を持ちます。
浜学園「公開学力テスト」──最難関校受験のベンチマーク
関西を中心に50校舎以上を展開する浜学園の公開学力テストは、灘・甲陽志望者にとって最重要指標です。
毎月第2日曜に実施され、入塾テスト(マスターコース判定)も兼ねています。受験料は4,400〜4,840円(科目数による)。
最大の特徴は母集団のレベルの高さです。偏差値は他の模試より5〜10程度低く出る傾向があり、五ツ木模試の偏差値と直接比較することはできません。
蓄積された膨大な過去の合格実績データから80%・70%・60%の合格可能性ラインを算出し、関西特有の「三日間」入試スケジュールを前提とした併願戦略の提示に強みがあります。
申し込みはマイページまたは電話で、支払いはコンビニ決済。締切日を過ぎた申し込みには330円の事務手数料が加算されるため、早めの申し込みがお得です。
2026年度 浜学園の特別判定テスト
毎月の公開学力テストに加え、特定の志望校に特化した判定テストも実施されます。
試験名 実施日 対象 第1回 男子最難関中合格判定 5月31日(日) 灘・東大寺・洛南等を目指す小6男子 第2回 東海地区対象校合格判定 5月31日(日) 東海、南山女子、滝等を目指す小6生 難関中合格 栄冠特訓(RDコース) 5月31日(日) 大阪教育大附属、立命館等の難関校志望者
馬渕教室「馬渕公開模試」──データ分析の精密さと手厚いフィードバック
近年、関西圏で最も勢いのある進学塾の一つである馬渕教室。外部生向けに「受験料無料」キャンペーンを頻繁に実施しており、初回受験のハードルが低いのも魅力です。
受験料は小6が5,830円、小4・5は4,620円です。
成績返却は試験後約1週間と速く、単元別・設問別の正答率を全体平均と比較して5段階で評価。「取るべき問題を落としたのか」「難問で粘り負けしたのか」を明確に峻別できます。
さらに過去6回分の成績推移がグラフ化されるため、長期的な学力の伸びや偏りの可視化に優れています。
申し込みは専用Webフォームから事前申込が必須(当日受付不可)。支払いは郵送される振込用紙で行います。
日能研関西「全国公開模試」──R4偏差値と段階的テスト設計
日能研の全国公開模試は、全国1万人以上の受験生データを統合しており、統計的な安定性は業界随一です。
志望校選定において広く使われるR4偏差値(合格可能性80%ライン)は、多くの保護者にとって「安全圏」を測るデファクトスタンダードとなっています。
前年度の結果に基づく「結果R4」と最新の模試データから算出される「予想R4」の二軸で運用されており、入試難易度の微細な変動まで予測できるのが強みです。
テストの性格は時期に応じて段階的に変化します。
前期は「実力判定テスト」で基礎力を確認し、6月に「志望校判定テスト」を経て、8月以降は「合格判定テスト」と「合格力実践テスト」が交互に月2回ペースで実施されます。
申し込みはインターネット(2日前まで)または電話(前日18時まで)。クレジットカード決済。
2026年度 日能研 小6向け主要模試日程
| 試験名 | 実施日 | 目的 |
|---|---|---|
| 実力判定テスト | 2/7(土)・2/8(日)、4/5(日)・4/25(土) | 新学年の実力測定 |
| 志望校選定テスト | 5/6(水・祝)、5/31(日) | 志望校候補の洗い出し |
| 志望校判定テスト | 6/28(日) | 第1志望校との距離測定 |
| 合格判定テスト(全5回) | 8/30、10/4、11/1、11/29、12/19 | 最終合否判定と併願戦略の構築 |
| 合格力実践テスト(全5回) | 9/6、9/20、10/18、11/15、12/13 | 入試実戦力の養成 |
| ファイナル256(全3回) | 12/23(水)、12/30(水)、1/7(木) | 入試直前の総仕上げ |
希学園「公開テスト」──48時間フィードバックの最難関特化型
希学園は灘中をはじめとする最難関校受験に特化した精鋭塾です。公開テストは原則毎月第2日曜日に実施され、受験料は4,400円(小4〜小6共通)。
最大の特長は試験からわずか2日後(48時間以内)にマイページで成績開示と解説動画が配信される点です。
解説動画は単なる解法の提示にとどまらず、「その問題が本番でどの程度の重要度を持つか」「どのミスが致命的か」といった実戦的なアドバイスまで踏み込んでおり、記憶が鮮明なうちに復習を完結させる効率的な学習サイクルを支えています。
申し込みはインターネットまたは電話で、締切は実施日2日前の17:00。支払いは実施日2日前の18:00までにクレジットカード決済。
受験票は郵送されず、マイページから印刷またはデジタル表示します。外部生でも成績優秀者には特訓講座への無料招待や入塾資格の付与があります。
2026年度 希学園 公開テスト日程
| 回 | 実施日 | 回 | 実施日 |
|---|---|---|---|
| 第405回 | 2月8日(日) | 第411回 | 8月2日(日) |
| 第406回 | 3月8日(日) | 第412回 | 9月13日(日) |
| 第407回 | 4月12日(日) | 第413回 | 10月11日(日) |
| 第408回 | 5月10日(日) | 第414回 | 11月8日(日) |
| 第409回 | 6月14日(日) | 第415回 | 12月13日(日) |
| 第410回 | 7月12日(日) | 第416回 | 2027年1月10日(日) |
能開センター「中学受験公開模試」──地方中堅校のデータに強い
能開センターは近畿・東海・九州を中心に展開する進学塾で、地方の中堅私立校のデータが充実しているのが強みです。
小6は2026年度に毎月1回・全11回の公開模試を実施し、継続受験で成績推移を追いやすい設計になっています。
受験料は4科目5,170円/3科目4,400円/2科目3,630円。算数・国語各150点、理科・社会各100点の配点で、多くの私立中入試に近い形式です。
2026年度 能開センター 小6 公開模試日程
| 回 | 実施日 |
|---|---|
| 第1回 | 2月8日(日) |
| 第2回 | 3月8日(日) |
| 第3回 | 4月12日(日) |
| 第4回 | 5月10日(日) |
| 第5回 | 6月14日(日) |
| 第6回 | 7月12日(日) |
| 第7回 | 8月2日(日) |
| 第8回 | 9月6日(日) |
| 第9回 | 10月4日(日) |
| 第10回 | 11月8日(日) |
| 第11回 | 12月13日(日) |
関西の模試戦略──五ツ木模試と塾模試の使い分け
関西の中学受験では、「横断的な共通指標」である五ツ木・駸々堂模試と、「志望校別の精密な合否判定」である塾の公開模試を組み合わせるのが標準的な戦略です。
両者は役割が異なるため、どちらか一方だけでは実力を正確に把握できません。
志望校レベル別のおすすめ組み合わせ
| 志望校レベル | おすすめの模試 |
|---|---|
| 灘・甲陽・東大寺・洛南など最難関校 | 五ツ木模試(Sコース付き)+浜学園公開学力テスト+希学園公開テスト |
| 難関・有名校(同志社・立命館・高槻等) | 五ツ木模試(Sコース付き)+日能研合格判定テスト |
| 関西難関〜上位校 | 五ツ木模試+通塾塾の公開模試(馬渕・日能研など) |
| 中堅校・公立中高一貫校 | 五ツ木模試を中心に。塾の公開模試は年2〜3回 |
無料で受けられる模試
関西でも無料で受けられる模試があります。
模試名 主催 対象 時期 特記 全国テスト(無料) 日能研 小1〜5 6月・10月頃 有料の「全国公開模試」とは別物。翌日Nポータルで成績開示 全国統一小学生テスト(無料) ナガセ(東進)+四谷大塚 共同主催 小1〜6 6月・11月 毎回10万人以上参加。全国順位がわかる 馬渕公開模試(無料キャンペーン時) 馬渕教室 小4〜6 不定期 外部生向けに頻繁に無料実施
無料模試は「雰囲気慣れ」「入塾前の現状把握」に活用し、小5以降は五ツ木模試+塾模試に切り替えるのがベスト
模試の偏差値はなぜ違う?関西特有の注意点
中学受験の偏差値を見る前に知っておきたいこと
模試を受ける前に知っておきたい重要な前提が1つあります。中学受験の偏差値は高校受験より一般的に10以上低く出ます。
これは母集団が「受験専門の勉強をしてきた子どもたち」に限定されているためで、数字だけを見て落ち込む必要はありません。
偏差値は「その集団の中での相対位置」にすぎず、集団が違えば同じ実力でも数値は変わります。
関西の模試は母集団のレベル差が大きい
「五ツ木模試で偏差値60だったのに、浜学園では50を下回った」——これは成績のぶれではなく統計的な必然です。
関西の模試は特に塾模試と独立系模試の母集団レベル差が大きいのが特徴です。
灘・甲陽志望の最上位層に特化した塾模試と、広範な受験層を網羅する独立系模試では、同じ受験生でも偏差値が5〜10ポイント動くことがあります。
比較ペア 差の目安 理由 浜学園 と 五ツ木・駸々堂 浜学園が約5〜10低い 浜学園の母集団が灘・甲陽志望の最上位層に偏っているため 希学園 と 五ツ木・駸々堂 希学園が低めに出る傾向 希学園も最難関特化型で母集団が精鋭揃い 日能研 と 五ツ木・駸々堂 ほぼ同等 日能研は全国母集団、五ツ木は関西全層で相互参照しやすい 能開センター と 五ツ木・駸々堂 ほぼ同等〜やや高い 能開は中堅〜上位校志望者の母集団が中心
換算例(あくまで目安)
浜学園偏差値50 ≒ 五ツ木偏差値57〜60
志望校の合格判定は受験した模試の偏差値をそのまま使うのが原則です。換算値は補助的な確認にとどめましょう。
特に五ツ木模試と浜学園模試の偏差値を直接比較しないこと——これが関西の模試活用における最も基本的なルールです。
模試の結果を活かす──復習法と保護者のサポート
模試後の復習3ステップ
模試は「受けて終わり」にしてしまうと効果が半減します。以下の3ステップで復習しましょう。
- 当日〜翌日:間違えた問題を仕分ける — 「ケアレスミス」「時間切れ」「そもそも解き方がわからなかった」の3つに分類する
- 1週間以内:解き直しをする — 「ケアレスミス」と「時間切れ」の問題は自力で解き直す。「解き方がわからなかった」問題は解説を読んでから再挑戦する
- 次の模試の前:苦手単元を重点学習する — 2回以上続けて間違えた単元を優先的に復習する
保護者ができるサポート
- 結果の数字だけを見て叱らない — 偏差値が下がった場合も「どの単元が課題か」という分析の視点で声かけをする
- 成績表を塾に持参する — 塾の先生は成績表から読み取れる情報が多く、家庭では気づかない傾向を指摘してくれます。五ツ木模試など外部模試の結果もぜひ共有しましょう
- 模試当日は「おつかれさま」だけでOK — 試験直後に「できた?」と聞くと、子どもはプレッシャーを感じます。感想は本人が話し始めるのを待ちましょう
まとめ
関西の中学受験模試は、独立系の五ツ木・駸々堂模試(共通指標)と塾系公開模試(精密判定)の2本柱で組み立てるのが王道です。
首都圏のような「四大模試」という明確な選択肢はありませんが、五ツ木模試を軸に、志望校や通塾状況に応じて浜学園・馬渕・日能研・希学園・能開センターの中から1〜2社を組み合わせれば、立ち位置と合否判定の両面をカバーできます。
偏差値の数字だけを横並びで比較しても正確な判断はできません。
特に五ツ木模試と浜学園模試では偏差値が5〜10も異なるため、同じ志望校でも模試によって判定が大きくぶれます。お子さまが継続して受験している模試の推移を見て、伸びている単元と課題の残る単元を把握することが重要です。
模試は「受けて終わり」にせず、復習のループを回し続けることで初めて偏差値アップにつながります。
成績表は家庭だけで抱え込まず、ぜひ塾の先生に持参してください。塾の先生は数字の裏にある傾向を読み取るプロです。
ご家庭と塾が同じデータを共有し、二人三脚で走ることが、関西統一入試日(1月中旬)に向けた最短ルートになるはずです。
※本記事に掲載している情報は記事執筆時点のものです。料金・キャンペーンなどの最新情報は各教室にお問い合わせください。
