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神奈川全県模試とは?日程・出題範囲・結果の見方を徹底解説【2026年最新】
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2026.03.18

神奈川全県模試とは?日程・出題範囲・結果の見方を徹底解説【2026年最新】

この記事でわかること
  • 2026年度の日程一覧と、何回受けるべきかの目安
  • 全県模試とWもぎ、Vもぎの違い
  • 「学校のテストより難しい」と言われる難易度の実態と平均点の目安
  • 結果の見方と、模試を「受けっぱなし」にしない活用法

「神奈川全県模試って、うちの子も受けたほうがいいの?」 「学校のテストではそこそこ取れているけれど、入試レベルだと実際どのくらいなんだろう……」

神奈川県の公立高校受験を控えたご家庭なら、こうした疑問や不安を一度は感じたことがあるのではないでしょうか。

神奈川全県模試は、年間延べ35,300人の中学3年生が受験する県内最大級の公開模試です。神奈川県の公立高校入試に完全対応した出題形式で、志望校の合格可能性を具体的に知ることができます。

本記事では、2025年度の日程や出題範囲といった基本情報から、「結果をどう読み、次の学習にどう活かすか」という実践的な活用法まで、保護者として押さえておきたいポイントを整理しました。

神奈川全県模試とは?まず押さえたい基本情報

「そもそも神奈川全県模試って何?」という方のために、まず基本情報を整理します。

神奈川全県模試は、株式会社伸学工房(横浜市港南区、2001年設立)が運営する神奈川県の公立高校入試に特化した公開模試です。

項目内容
対象中学3年生(中1・中2向けも年2〜3回実施)
試験科目英語・数学・国語・理科・社会の5教科
試験時間各教科50分
配点各100点満点(合計500点満点)
受験者数年間延べ約35,300人(中3)
合格判定48,000件の合否データに基づくシミュレーション

試験時間・配点ともに実際の入試とまったく同じ設定です。問題を解くペース配分の練習にもなるため、「入試本番のリハーサル」としての役割も持っています。

最大の特徴は、公立・私立あわせて48,000件にのぼる受験結果を分析した合格判定シミュレーションです。お子さんの模試の得点と内申点を組み合わせて、志望校ごとの合格可能性を具体的に判定してくれます。

全県模試とVもぎ・Wもぎの違い|どれを選べばいい?

ここまで神奈川全県模試の活用法を見てきましたが、「他にも模試があるけれど、どれを受ければいいの?」と迷う方もいるかもしれません。

首都圏で受けられる主な模試との違いを整理しました。

比較項目神奈川全県模試VもぎWもぎ
主な対象地域神奈川県東京都・千葉県東京都
入試制度の対応神奈川県公立に完全対応都立高校が中心都立高校が中心
神奈川の内申制度への対応対応非対応非対応
内申不問枠の判定対応非対応非対応
神奈川県内の受験者母集団県内最大少ない少ない

Vもぎ・Wもぎは主に東京都立高校の入試制度を前提に設計されています。

神奈川県独自の内申点制度や選考方式には対応していないため、神奈川県の公立高校が第一志望なら、全県模試が最も適した選択肢です。

一方、都内の私立高校を併願する場合は、Vもぎの受験も検討する価値はあります。お子さんの志望校の所在地や入試制度に合わせて選ぶのがポイントです。

では、この模試はいつ、何回受ければよいのでしょうか。次に2026年度の日程を見ていきます。

2026年度の日程スケジュール【中3は全8回】

中学3年生|全8回の日程と各回の意味

2026年度の中学3年生向け模試は、5月から翌年1月にかけて全8回実施されます。

※記載の日程は個人で受験する場合の日程となります。塾で受験する場合は日程が異なる可能性がありますので、お通いの塾にご確認ください。

実施回実施日主な役割
第1回2026年5月24日(日)中1・中2範囲の定着度を確認
第2回2026年7月12日(日)夏休み前に弱点単元を把握
第3回2026年8月23日(日)夏期講習の成果を測定
第4回2026年9月27日(日)志望校の絞り込みを本格化
第5回2026年10月25日(日)後期に向けた学習の指針を確認
第6回2026年11月29日(日)入試トライアル(全範囲)・出願校判断
第7回2026年12月13日(日)冬休み前の最終課題を抽出
第8回2027年1月10日(日)入試本番直前の総仕上げ(全範囲)

ポイントは、回を重ねるごとに模試の「役割」が変わっていくことです。前半は弱点の発見と学習計画の材料に、後半は志望校の最終判断と本番シミュレーションに、とそれぞれ異なる目的があります。

また、継続して受験すると「これまでの平均得点」をもとにした多角的な判定が可能になり、1回ごとの判定よりも精度が上がる仕組みになっています。

何回受けるのがおすすめ?

「全8回すべて受けるべきですか?」と迷われる保護者の方は多いです。ご家庭の状況に合わせた目安を整理しました。

  • 理想は第1回(5月)からの全8回。早い段階で弱点がわかるため、夏の学習計画に反映できます
  • 最低限おすすめなのは、第3回(8月)からの3〜4回。志望校判定が本格化する夏以降を押さえましょう
  • 秋以降に始める場合でも、第6回(11月)は必ず受けたいタイミングです。内申点が確定するこの時期に、出願校を判断するための判定結果が得られます

1回だけの受験では判定精度が十分に出ないため、できれば2回以上の継続受験をおすすめします。

中学1年生・2年生の日程

中1・中2向けの模試は年2〜3回実施されています。2026年度の日程は以下の通りです。

実施回実施日
第1回2026年8月23日(日)
第2回2026年12月13日(日)
新中2・新中3 神奈川全県チャレンジ2027年3月28日(日)

「まだ受験は先だし、早すぎるのでは?」と思われるかもしれません。

ただ、早い段階から受けておくと中3になったときに得点の伸びを時系列で確認できるようになります。お子さんの学力の変化を客観的に把握するためにも、余裕があれば検討してみてください。

受験料

コース受験料(税込)
5教科模試5,060円
特色検査対策模試2,640円
5教科+特色検査セット7,700円

4回分以上を同時に申し込むと、1回あたり440円の割引が適用されます(8回全受験で合計3,520円お得)。

出題範囲は回ごとに変わる|範囲一覧

神奈川全県模試の出題範囲は、回が進むにつれて段階的に広がっていきます。

学校で学んだ内容が少しずつ追加されていく設計のため、「習っていない範囲が出て不利になる」という心配は基本的にありません。

以下に、主要な回の出題範囲をまとめました。

教科第1回(5月)の重点範囲第4回(9月)の重点範囲第7・8回(12月〜1月)
英語過去形・進行形・不定詞・比較など受動態・現在完了形・中2までの全範囲中3全範囲
数学多項式・連立方程式・一次関数・確率平方根・二次方程式・中3前半の範囲中3全範囲
国語文学的文章・説明的文章・古文・文法資料活用を伴う文章・記述・古文中3全範囲
理科電流・化学変化・天気・中1範囲力と運動・イオン・生殖中3全範囲
社会世界・日本地理・歴史(明治初期まで)公民(現代社会)・歴史地理の総合中3全範囲

第6回(入試トライアル)・第8回は中学3年間の全範囲から出題されます。

特に第6回は「入試トライアル」と位置づけられており、入試本番とほぼ同じ条件での実力測定になります。第8回とあわせて、本番前の予行演習として活用できます。

なお、理科については第2回〜第6回で学校の進度に合わせた選択問題が設けられています。お子さんの学校の進度が他の学校と異なっていても、不利にならない配慮がされています。

特色検査対策模試について

横浜翠嵐・湘南・柏陽など特色検査を実施する19校を志望する場合は、5教科模試と同日に受けられる特色検査対策模試(60分・100点満点)もあります。

5教科とのセット受験のみ可能で、6科目総合での志望校内順位が算出されます。

難易度は?平均点の目安と入試本番との比較

日程と範囲を確認したところで、次に気になるのは「どのくらい難しいのか」ではないでしょうか。

結論から言えば、学校の定期テストとは難易度がかなり異なります

全県模試は入試本番の出題形式・難易度を徹底的に研究した問題設計になっているため、学校のテストと同じ感覚で受けるとギャップに驚くかもしれません。

平均点の目安

平均点は回次や年度によって変動しますが、5教科合計(500点満点)で250〜300点前後が一つの目安です。

学校の定期テストで80点台を取れているお子さんでも、模試では60点前後にとどまるケースは珍しくありません。

定期テストは「授業で習った範囲をどれだけ覚えたか」を問うものですが、全県模試は「入試本番で求められる応用力や思考力」を測る設計のため、この差が生まれます。

点数が低くても悲観しない

初めての模試で思ったより点数が取れず、お子さんが落ち込んでしまうこともあるかもしれません。保護者としても、予想外の低さに不安を感じる場面があるでしょう。

ただ、ここで大切にしていただきたいのは、模試の目的は高得点を取ることではなく、「どの単元が弱いか」を把握することだという点です。

点数だけを見て一喜一憂するのではなく、判定票に記載される「単元別正答率」をお子さんと一緒に確認してみてください。

「数学の一次関数が苦手」「理科の電流の範囲が弱い」など、次に何をすればいいかが具体的に見えてくるはずです。

入試本番に近いレベルの問題を早い段階で体験できること自体が、全県模試を受ける大きな価値です。

神奈川全県模試の信頼度は?判定精度が高い3つの理由

難易度が入試レベルであることがわかったところで、次に気になるのは「その判定はどこまで信用できるのか」ではないでしょうか。

「模試でA判定が出たのに落ちた」「D判定から逆転合格した」――そんな話を聞くと、判定の信頼性に不安を感じるのは自然なことです。ここでは、神奈川全県模試の判定精度が高いとされる理由を3つに整理しました。

理由1:48,000件の合否データに基づく判定

神奈川全県模試の合格判定は、公立高校・私立高校あわせて48,000件にのぼる実際の受験結果を分析して作られています。

県内の多くの塾が団体受験として採用しているため、特定の学力層に偏らない、バランスの取れた母集団が形成されています。判定の信頼性は、この母集団の質に支えられています。

理由2:神奈川県独自の入試制度に完全対応

神奈川県の公立高校入試は、高校ごとに内申点と当日の学力検査の配点比率が異なる独自の仕組みを採用しています。たとえば、内申点を重視する高校もあれば、当日の点数をより重く見る高校もあります。

全県模試では、この比率を志望校ごとに忠実に再現して合格可能性を判定します。

さらに、定員の10%を内申点なしで選抜する「内申不問枠」の判定にも対応しています。判定票では★印で表示され、★が右側に位置するほど、当日の学力で逆転合格できる可能性が高いことを意味します。

内申点に不安があるご家庭にとって、この判定は志望校を諦めるべきかどうかを判断する重要な材料になります。

2024年度入試から導入された「主体的に学習に取り組む態度」の観点別評価にも、いち早く対応済みです。

理由3:受験者数が県内最多で偏差値の精度が高い

年間35,300人という受験者数は、神奈川県内の模試としては最大規模です。

この母集団は神奈川県内の受験生に特化しているため、算出される偏差値は「神奈川県内でお子さんがどの位置にいるか」を正確に反映します。東京都の受験生も含む模試の偏差値とは意味合いが異なる点は、知っておいて損はありません。

結果はいつ届く?判定票の見方と偏差値の読み解き方

模試の概要や信頼性がわかったところで、実際に受験した後の話に進みます。「結果はいつ届くのか」「届いたらどこを見ればいいのか」は、保護者の方が最も気になるポイントのひとつです。

結果の返却時期

模試の結果は、会場受験後約2〜3週間で「判定票(個人カルテ)」として届きます。紙の判定票に加え、ネットサポートサービス(マイページ)に登録しておけばウェブ上でも結果を確認できます。

返却までの2〜3週間は長く感じるかもしれませんが、この間に模試の問題冊子と自分の解答を照らし合わせて自己採点しておくのがおすすめです。判定票が届く前から復習を始められます。

判定票の見方|ここだけは必ずチェック

判定票にはさまざまな情報が記載されています。「全部を読み込むのは大変」という方も多いはず。ここでは、保護者の方に特に確認していただきたいポイントを優先順位の高い順に整理しました。

1. 合格判定(第1次選考・第2次選考)

最も注目すべきポイントです。志望校ごとの合格可能性がランクで表示されます。

神奈川県の公立高校は「第1次選考(定員の90%)」と「第2次選考(定員の10%・内申不問枠)」で選抜方法が異なるため、判定票にも2種類の判定が記載されます。

  • 第1次選考の判定:お子さんの内申点と模試の得点を、志望校ごとの配点比率で合算した総合得点(S1値)に基づいて判定されます。高校によって「内申:学力検査=4:4」「3:5」などと比率が異なるため、同じ得点でも志望校によって判定結果が変わります
  • 第2次選考(内申不問枠)の判定:判定票では★印で表示されます。★が右側に位置するほど、当日の学力だけで合格できる可能性が高いことを意味します。「内申点は足りないけれど、当日の点数には自信がある」というお子さんにとって、志望校を諦めるかどうかの重要な判断材料になります

判定ランクだけを見て一喜一憂するのではなく、「第1次選考で届きそうか」「届かない場合、第2次選考なら可能性があるか」の2段階で確認してみてください。

2. 偏差値と教科別得点

全受験者の中での相対的な位置を示す数値です。神奈川全県模試の偏差値は神奈川県内の受験生に特化した母集団から算出されるため、「県内での立ち位置」として信頼性が高いのが特徴です。

「偏差値と言われてもピンとこない」という方のために、おおまかな位置づけを表にまとめました。

偏差値全体での位置イメージ
70上位約2%学年に1〜2人レベル
65上位約7%クラスで2〜3番
60上位約15%クラスで5〜6番
55上位約30%平均よりやや上
50ちょうど平均真ん中

偏差値を見るときのポイントは、5教科の合計だけでなく、教科ごとのバラつきにも注目することです。たとえば、5教科の偏差値が55でも「英語60・数学48・国語58・理科55・社会54」のように教科差がある場合、数学を重点的に補強するだけで合計の偏差値を効率的に引き上げられます。

参考までに、全県模試の追跡調査に基づく主な神奈川県立高校の合格者平均偏差値(2025年度入試)を掲載します。

高校名学科合格者平均偏差値
横浜翠嵐普通75.1
湘南普通72.9
柏陽普通71.4
厚木普通69.7
横浜緑ケ丘普通69.6
多摩普通69.6
横浜サイエンスフロンティア理数69.5
川和普通69.0
小田原普通66.7
希望ケ丘普通66.0
大和普通65.9
横須賀普通65.1
光陵普通64.9
相模原普通64.9
鎌倉普通64.9

※出典:神奈川全県模試(伸学工房)の入試結果追跡調査。数値は実際に合格した受験生の平均偏差値であり、「この偏差値なら合格できる」という基準ではありません。年度によって変動するため、最新の数値は全県模試の判定票や公式サイトで確認してください。

なお、模試ごとに母集団が異なるため、VもぎやWもぎなど他の模試の偏差値表とは数値が一致しません。志望校の偏差値を確認する際は、お子さんが受けている模試のデータを使うようにしてください。

模試の結果を活かす勉強法|塾での活用がカギ

結果の見方がわかったら、次は「その結果をどう活かすか」です。

模試は受けること自体にも意味がありますが、本当に差がつくのは、結果を受けてどう行動するか。ここでは、模試の効果を最大化するための具体的な方法を紹介します。

模試前の準備|過去問は必要?

過去問は公式サイトや書店で入手できます。ただし、模試の目的はあくまで現時点の実力を正しく測ることです。

事前に過去問で対策して高得点を取っても、弱点が隠れてしまっては本来の価値が薄れてしまいます。

とはいえ、初めて受ける場合は時間配分の感覚をつかむために1回分だけ解いてみるのは有効です。「50分で100点分の問題を解く」ペースを事前に体験しておくだけでも、当日の焦りがかなり減ります。

模試後の復習が最も重要

模試を受けた後、結果だけ見て終わりにしてしまう――これは非常にもったいないことです。

復習のポイントは、判定票の「単元別正答率」を確認して、全体の正答率が高いのに自分が落とした問題を最優先で見直すこと。

「周りの受験生は解けているのに、うちの子だけ落としている」箇所は、入試本番でも失点しやすいポイントです。ここを放置するか、潰しておくかで本番の得点が変わります。

解き直しのタイミングは、模試を受けた翌日〜1週間以内が理想です。時間が経つと問題の内容を忘れてしまい、復習の効果が薄れます。

ただ、お子さんが1人で「どこが弱いのか」を分析し、学習計画を立て直すのは簡単ではありません。塾の先生に判定票を見せて、一緒に計画を立て直すのが最もおすすめの方法です。

「この単元を優先的に」「残り期間でここまでやろう」といった専門的な視点からのアドバイスがもらえます。

継続受験で「伸び」を可視化する

模試を1回だけ受けた場合、その結果がお子さんの本来の実力を正確に反映しているとは限りません。当日の体調や、たまたま得意な範囲が多かったなど、偶然の要素が入り込む余地があります。

複数回の受験で得点の推移を追うことで、偶然の要素が平準化され、お子さんの実力の変化がより正確に見えるようになります。

塾に通っている場合は、先生と一緒に推移を確認しながら、「この調子なら志望校に届きそうか」「もう少し上を目指せるか」といった志望校戦略を立てるのが理想的な使い方です。

まとめ|全県模試は「受けた後の行動」で差がつく

神奈川全県模試は、神奈川県の公立高校入試に完全特化した県内最大の模試です。48,000件の合否データに基づく信頼性の高い合格判定と、弱点を単元ごとに可視化してくれる判定票が大きな強みです。

ただし、模試の価値は受けることそのものではなく、結果をどう活かすかで決まります

判定票を見て弱点を把握し、学習計画を見直す。次の模試で改善できているか確認する。このサイクルを回していくことが、合格に近づくための最も確実な方法です。

お子さんが1人で結果を分析し、学習計画を立て直すのは簡単ではありません。塾の先生と一緒に判定票を読み解き、「どの単元を優先すべきか」「残り期間でどう配分するか」を相談しながら進めるのが、模試を最大限に活かす方法です。

※本記事に掲載している情報は記事執筆時点のものです。料金・キャンペーンなどの最新情報は各教室にお問い合わせください。

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