難関校進学率86.1%!専門塾ならではのノウハウで逆転合格へ導きます

Loohcs志塾(ルークス)のインタビュー

評判・口コミ

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※総合評価は、Loohcs志塾(ルークス)の全教室の口コミを対象にして算出しています。教室毎の評価は各口コミをご覧ください。

対象学年

高校1年〜高校3年、浪人生

授業形式

個別指導(1対1),個別指導(1対2~),少人数制(10人以下),集団授業,オンライン指導,自立学習

Loohcs志塾(ルークス)は
こんな方におすすめ!
  • 勉強は苦手だけど活動実績に自信のある人
  • 学力や成績に自信がない人
  • ただの受験勉強より実践的な学びに興味がある人

総合型選抜入試の本質的な価値とは? Loohcs志塾にインタビュー

総合型選抜入試の本質的な価値とは? Loohcs志塾にインタビュー
目次
  1. IT系出身の代表が語る異色の総合型選抜専門塾への挑戦
  2. 有名起業家を輩出、未来を創るコミュニティの13年間
  3. 総合型選抜の対策をする塾が増える中で、Loohcs志塾が大切にしていること
  4. Loohcsの講師陣が生徒ひとりひとりのフィールドワークから志望理由書作成まで担当
  5. 総合型選抜入試を指導する者に求められる資質とは?
  6. チャレンジする生徒を支える拠点に

「塾生一人ひとりの志と向き合い、すべての人が主人公である」——この理念を掲げ、全国に26教室を展開するLoohcs志塾。難関大学の総合型選抜入試で実績を重ねてきた同塾は、独自の「シェルパ式(講師との対話やディスカッションを中心にした指導)」指導法で多くの生徒を第一志望校へと導いています。創業から13年、総合型選抜入試のパイオニアとして独自の道を歩む同塾のグループ代表・嶺井氏に、教育に懸ける思いをうかがいました。

お話をうかがった先生
嶺井 祐輝(みねい ゆうき)先生
総合型選抜・AO入試・推薦入試について10年以上の指導経験があるプロ講師。東大、慶應、早稲田、上智、立命館、九州大など100名以上の合格実績。二次試験の小論予想問題で的中実績も多数。「普通なら合格が難しい」と言われる受験生たちに、逆転合格の道筋を示すことに強み。大学在学中からFintech系上場企業子会社の事業責任者に抜擢され、複数の学生ベンチャーでのサービス開発を経て、Loohcsに参画。

 

IT系出身の代表が語る異色の総合型選抜専門塾への挑戦

——本日はよろしくお願いします。嶺井先生のお役職や普段されているお仕事について教えてください。

私はLoohcsのグループ全体の代表を務めております。当塾は2010年に総合型選抜入試(当時「AO入試」)の専門塾として、私の同級生であり現在では港区議会議員を務める斎木陽平が4人のメンバーと共に立ち上げました。現在は2代目代表という立ち位置です。

私自身は工業高専出身でIT系のバックグラウンドがあり、大学在学中にITベンチャーを立ち上げた経験もあります。当初はWebマーケティングのサポートから始まったのですが、創業者の斎木と共に塾の展開に携わってきました。

 

有名起業家を輩出、未来を創るコミュニティの13年間

——塾の発足当初はどんな状況だったのでしょうか?

創業当初から非常に優秀な高校生が集まるコミュニティが形成されていたことです。たとえば、現在有名になった株式会社タイミーの小川嶺社長も、高校生時代に我々のプログラムに参加していました。斎木が政界に進んだ後も、このような貴重なコミュニティを存続させたいという思いから、私の本格的な関わりが始まりました。

現場に入る大学生や社員とのコミュニケーション・マネジメントが中心ですが、全体の指導力向上のため自ら現場で教務に入ることもありますし、教室展開の検討から新しい事業の開発まで、多岐に渡ります。

——創業時から関わっていらっしゃるのですね。入試制度も変わっているので、ぜひお話をお聞かせください。まずはLoohcs志塾の特色について教えてください。

Loohcs志塾の最大の特徴は「人が人を見ていく」というアプローチです。特に総合型選抜・推薦入試においては、単なる知識の教授ではなく、塾生ひとりひとりの志望や将来像について深く掘り下げていく必要があります。

とはいえ、当塾は2014年から、マニュアルらしいマニュアルを使用していません。現場で指導に入る講師が柔軟に対応できることが求められることを理由とします。これは良し悪しではなく、マニュアル化された指導では難関大の総合型選抜入試に合格するのは難しいという現実があるためです。そこで理念を共有した大学生たちが、高校生ひとりひとりに寄り添ってその塾生に何が必要かを考えていく形を取っています。

現在、全国に26教室があり、アクティブに活動している大学生講師は年間500〜600人ほどいます。受講する高校生は約1000人が在籍しており、高校生2人に対して1人の講師という比率で指導を行っています。

教室展開については、巷にある学習塾のように「この地域なら収益が見込める」というマーケティング的な発想ではなく、Loohcsで指導を受けた元塾生(卒塾生)が大学生となって進学した地域に自然と教室ができていくという独特な広がり方をしています。

 

総合型選抜の対策をする塾が増える中で、Loohcs志塾が大切にしていること

——塾生が卒業した場所に教室ができる塾は初めて聞きました! 総合型選抜の分野では、2020年の入試改革の前後からこの5〜6年で専門塾が増えています。その中でLoohcs志塾はこの分野の指導の先駆者として、どのように発展してきたのでしょうか?

2010年の創業から2020年の大学入試改革まで、時代が当塾に追いついてきた感覚があります。われわれは2014年頃から探究学習の重要性を説いており、入試改革の方向性を予見し、その未来に向けて準備してきました。

当時は私や斎木はまだ慶應義塾大学の学生で、その時文部科学省の大臣補佐官を務めていた鈴木寛教授のゼミに所属していました。2012年から15年にかけて、これからの教育のあり方について議論を重ね、その中で塾としての理念やカリキュラムの大枠を形作ってきました。

どういう教育が21世紀に必要か?から、逆算して塾を作っていたのでここまで普及したことを嬉しく思います。

——早期から今の形を構想して形づくってきたのですね。現在は総合型選抜入試の専門塾もありますし、大手塾も総合型選抜の対策のプログラムを作っています。他塾との違いはどんなところにあるのでしょうか?

他塾との大きな違いは、受験テクニック的な対策に終始しないことです。総合型選抜の専門塾もそれぞれに工夫を凝らした指導を行っていますが、われわれは「書類の体裁ではなく、コンテンツが重要」という考えを一貫して持ち続けています。いわば、塾生自身が自分の手で中身(コンテンツ)を作り、磨き上げていくことにフォーカスしているのです。

その背景には、ペーパー試験(一般入試)で1点の差で人生が左右されることへの疑問がありました。そもそも総合型選抜入試は、そうした一般入試の点差ではなく、その人の持つ可能性や将来性を多面的に評価するために作られた試験です。

テクニカルな受かり方が不要なわけではないですし、われわれも小論文や自己PR文の書き方については指導します。しかし、そういったノウハウによる対策を過度に進めれば、経済合理性を追求するだけになるので、総合型選抜の本質ともズレていると考えます。

「武士は食わねど高楊枝」ではないですが、目先の受かる方法以上に現在・未来に必要となる教育の本質を追求し続けることが重要だと考えています。その意味では発展途上でもあり、われわれも塾として日々模索をし、効果検証を繰り返しています。

——ありがとうございます。中身が大事とはいえ、保護者・生徒が塾を選ぶ際に合格実績は気になるポイントにはなりますが、そこはいかがでしょうか?

はい、合格実績については十分ご期待に添えるかと思います。今年は慶應義塾大学法学部の二次試験で9割以上の合格率を達成しました。難関大学の対策は完全に仕組み化されており、予想問題集の作成など、徹底した準備を行っています。特に慶應義塾大学については、当塾は設立当初から力を入れているので、どのような形式の入試にも対応できる体制を整えています。

 

Loohcsの講師陣が生徒ひとりひとりのフィールドワークから志望理由書作成まで担当

——素晴らしい実績ですね。それでも「中身」が大切ということも理解しました。ではLoohcs志塾に入ると、生徒はどのような流れでその中身を作っていくのでしょうか?

最初は「君はどうしたいの?」という率直な対話から始めます。多くの塾生は、例えば「法律系に興味がある」といった漠然とした希望を持っています。そこから「弁護士は具体的にどんな仕事をするのか」「法律系でも裁判官、検察官、企業法務、人権擁護など、どの方向性に関心があるのか」といった具体的な議論を進めていきます。

一般的な自己分析と異なる点は、過去の分析よりも将来に重点を置くことです。「こういう生き方をしたい」「こんな影響を社会に与えたい」という視点で対話を進めます。

これを机上の空論で終わらせないことが重要で、当塾でもその先を見据えたサポートをします。たとえば心理学に興味があると言う塾生がいれば、実際に心理学の本を一緒に読んでみたり、心理学を学ぶ中で統計が多用されることを知り、自分が思い描いていた学問とは違うことに気づいたりする。そうした実体験を通じて、自分の本当の適性や興味を見つけていきます。

——となると、Loohcs志塾の講師は一般的な学習塾の講師とは役割が大きく異なりますね。

そうですね。われわれは講師のことを「シェルパ」と呼んでいます。これはチベット語で山登りの案内人を意味します。人生という山を登るのは受験生自身ですが、一度登ったことのある人がコツを教えてくれた方が効率的だという考えです。ただし、一人一人の登る山もルートも異なります。

塾生たちは大学生のシェルパと共に、実際のフィールドワークに出かけることもあります。法律に興味があれば弁護士事務所を訪問したり、経営学に関心があれば企業にコンタクトを取って取材したり。教室の外に出て実践的な経験を積むことで、志望理由書にも具体的な体験に基づいた説得力のある内容を書くことができます。

——そういった役割を担う講師を育成するのは大変ですね。

そうですね。塾生30人の教室であれば、約10人の大学生講師が在籍しています。緩やかな担当制は設けていますが、一人の講師だけでずっと指導を続けると視野が狭くなる恐れがあります。そのため、状況に応じて別の講師の意見を求めたり、多角的な視点で指導できる体制を整えています。

実は講師の約7割がLoohcsの卒業生で、残り3割は外部から来ています。外部から来る講師も人づてや紹介で来ることがほとんどなので、教育への関心やLoohcsのコミュニティの価値観に共感して参加してくれています。特筆すべきは、外部から来る講師のほぼ全員が総合型選抜入試を経験しているということです。

 

総合型選抜入試を指導する者に求められる資質とは?

——講師の育成はどのように行われているのでしょうか?

特定の資質や能力を厳密に定めているわけではありませんが、重要なのは受験生と真摯に向き合えるプロフェッショナリズムです。個人的な好き嫌いを超えて、塾生の将来を真剣に考える姿勢を持つ人でないとこの役割は務まりません。

実際の育成は、現場での実践を通じて行われます。一回指導を見学し、その後実際に指導を行ってみる。そうした経験を通じて、自然と我々の理念や指導方法を体得していきます。ただし、塾生への関わりすぎると自発の阻害にもなるので注意はしています。

コミュニティとしての指導を心がけておりまして、個々の講師の個性よりも、組織として一貫した指導ができることを重視しています。

——現場ではどういったやりとりが行われるのでしょうか?

基本的にオープンスペースで指導を行っていますが、個室も用意しています。指導形態は一対一が中心ですが、5人程度の少人数でのゼミ形式や、小論文指導など一斉授業が効果的な場合もあります。状況に応じて柔軟に対応しています。

最近の新しい取り組みとして、「Loohcs高等学院」という通信制サポート校を設立し、そこでリベラルアーツ教育の研究開発を行っています。大学の教養課程で学ぶような様々な学問分野を体験できる約800の教材を用意しており、基本的なアカデミックスキルの習得から知的生産の方法まで、体系的なカリキュラムを構築しています。

これまで大学生講師の裁量に任せていた部分を、ある程度システム化することで、より多くの塾生に質の高い指導を提供できる体制を整えつつあります。ただし、これは画一的なマニュアル化ではなく、むしろ基礎的なスキルの習得を効率化することで、より本質的な対話や指導に時間を割けるようにするための取り組みです。

——大変興味深いですね。Loohcs志塾への問い合わせは生徒本人と保護者のどちらが多いでしょうか?

以前は塾生本人が見つけてくるケースが9割を占めていましたが、最近では保護者からの問い合わせが半数程度になっています。特に都心部では保護者同士の情報共有が活発で、高校単位や部活単位でまとまって入塾されるケースもあります。口コミでの入塾が多いのが特徴です。

また、総合型選抜の入試は年々難しくなっているため、低学年からの準備が重要であることを知っている保護者も増えてきていて、中学3年生、高校1年生からの問い合わせも増えています。早期に当塾の指導で学び方を覚えると、思考力を早めに鍛えることができるので結果的に一般教科の成績向上にもつながります。

チャレンジする生徒を支える拠点に

——Loohcsは生徒にとってどのような場所であってほしいとお考えですか?

私たちは「ポケモンセンター」のような場所でありたいと考えています。社会に出てチャレンジをし、時に辛くなったときに戻ってこられる場所。ここで力を蓄えて、また外の世界で活躍していく。そんな中継地点のような存在でありたいと思っています。

ここには一緒に戦ってくれる仲間がいて、オンラインでもつながることができる。ただし、戦う意志を持っている人でないと居づらい場所かもしれません。ここで休憩して力を蓄え、また新たな挑戦に向かっていく。そんな場所であり続けたいと考えています。

——最後に保護者へのメッセージをお願いします。

総合型選抜は、保護者の方々にとって不安の多い入試です。通常の入試と違って点数という明確な指標がなく、進捗が見えにくく、さまざまなプログラムへの参加や地域での活動など、家庭の負担も大きくなります。

しかし、この入試は「自分の人生に向き合う入試」であり、社会で活躍できる人材になるための重要なステップにもなります。一般入試では得られない多くの能力を身につけることができますが、それだけに塾生のメンタルも大きく揺れ動く大変な道のりです。

親は子どもにとって最初の社会との接点です。どちらかが不安を抱えたときにも、原因を取り除こうとするのではなく、自分の価値観は一旦置いて、子どもの話に耳を傾け、一緒に考えていく姿勢が重要となります。実際に、家庭でよく対話している生徒は、塾でも早く成長する傾向にあります。

このプロセスを理解した上で、温かく見守っていただければと思います。

——本日はありがとうございました。

取材協力:Loohcs志塾

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