- 近畿大学2027年度入試の選抜方式と出願時期の目安
- 一般選抜・共通テスト利用方式の日程一覧
- 総合型選抜・学校推薦型選抜のスケジュール
- 2027年度から追加・変更された新方式・制度
2027年度の近畿大学入試を受験する場合、まず把握しておきたいのが入試日程の多さです。
一般選抜だけでも前期A・B日程と後期の3日程があり、大学入学共通テスト利用方式・総合型選抜・学校推薦型選抜(一般公募推薦)を合わせると、出願時期は2026年9月から2027年3月にかけて大きく広がります。
志望する選抜方式によって準備の開始時期も変わるため、早い段階でスケジュールを把握しておくことが、余裕ある準備への近道です。
この記事では、各選抜方式の日程を一覧にまとめるとともに、出願前に特に気をつけたいポイントも整理しています。
近畿大学の入試方式(2027年度最新)
2027年度の近畿大学入試は、「一般選抜」「大学入学共通テスト利用方式」「総合型選抜」「学校推薦型選抜」「その他」の大きく5区分で実施されます。
選抜方式 主な実施学部 出願時期の目安 一般選抜
(前期A・B日程、後期)全学部 1月〜3月 共通テスト利用方式
(前期・中期・後期)全学部(後期は看護除く) 1月〜3月 総合型選抜 15学部・方式 9月〜10月 学校推薦型選抜
(一般公募推薦入試)全学部 11月〜12月 その他
(指定校推薦・スポーツ推薦・文化活動推薦)一部学部 別途要項参照 医学部地域枠入学試験 医学部 決まり次第公開 編入学試験・
社会人編入学試験一部学部 8月〜10月 外国人留学生入学試験 全学部 決まり次第公開
各選抜方式の詳しい日程は以下の章でご確認ください。
一般選抜の日程
近畿大学の一般選抜は「前期(A日程)」「前期(B日程)」「後期」の3日程があり、3日程すべてで共通テスト併用方式との併願ができます。
また、同一日程内での複数学部受験にも対応しています。
1回の受験で複数の判定方式・学部への出願を同時に行える仕組みが充実しており、得意科目を生かしたり合格の選択肢を広げたりしやすいのが近畿大学入試の特徴です。
また、詳細については9月中旬公開予定の「令和9年度入学試験要項」にてご確認ください。
一般入試・前期(A日程)の日程
全学部が同一日程で試験を実施する、近畿大学入試で例年最大規模の合格者数を誇る日程です(令和8年度実績13,226名)。
必要試験科目は3教科3科目(医学部・短期大学部除く)で、最高得点科目を2倍換算する「高得点科目重視方式」との併願も可能です。
出願期間は2027年1月3日〜1月23日(消印有効)です。医学部のみ2026年12月18日〜2027年1月14日(消印有効)となります。
区分 試験日 合格発表 全学部(看護・医除く) 1/30・1/31※ 2/10 看護学部 1/31 2/10 医学部(一次試験) 1/31 2/10 医学部(二次試験) 2/14 2/23
共通テスト併用方式(A日程)の合格発表は2月17日です。
この日程で利用できる主な判定方式・併願方式は以下のとおりです。
方式 対象学部 特徴 スタンダード方式 全学部 3教科3科目の合計点で判定 高得点科目重視方式 看護・法・経済・経営・理工・建築・文芸・総合社会・国際・情報・農学・生物理工・工学・産業理工 最高得点科目を2倍換算。スタンダード方式と同時判定 理科重視方式 薬学部 「理科」を2倍換算。スタンダード方式と同時判定 看護学部独自方式 看護学部 「英語」+「国語」の2科目で判定 国際学部独自方式 国際学部
(グローバル専攻)「英語」+高得点1科目の2科目で判定 情報学部独自方式 情報学部 「英語」+「数学」の2科目で判定 英語外部試験利用方式 法学部 英語外部試験スコアとスタンダード方式を組み合わせて判定 英語外部試験利用制度 文芸学部(英語英米文学専攻)・国際学部 英語外部試験スコアを英語得点に換算し、高い方を採用 共通テスト併用方式(A日程) 法・経済・経営・理工・建築・薬・文芸・総合社会・国際・情報・農学・生物理工・工学・産業理工 独自入試と共通テストの高得点科目の合計で判定 文系学部学部内併願方式 経済・経営・文芸・総合社会・国際 同一学部内の他学科・専攻・コースを併願(制限なし) 理系学部学部内併願方式 理工・農学・生物理工・工学・産業理工 同一学部内の他学科を併願(制限なし) 文系学部他学部併願方式 法・経済・経営・文芸・総合社会・国際・情報・短大 対象文系学部間での他学部を併願(短大を第1志望の場合は利用不可) 理系学部他学部併願方式 理工・建築・薬(創薬科学科)・情報・農学・生物理工・工学・産業理工 対象理系学部間での他学部を併願(工学・産業理工を第1志望の場合は利用不可) 経営学部他学部併願方式 経営学部 産業理工学部経営ビジネス学科との併願
一般入試・前期(B日程)の日程
B日程では試験日が学部ごとに2グループに分かれており、最大4日間受験できます(看護学部除く)。
2027年度から法学部に英語外部試験利用方式が新設されました。
出願期間は2027年1月3日〜2月3日(消印有効)です。
区分 試験日 合格発表 経済・理工・総合社会・
国際・農学部2/11・2/12※ 2/24 看護学部 2/12 2/24 法・経営・建築・薬・
文芸・情報・生物理工・
工学・産業理工・短大2/13・2/14※ 2/24
この日程で利用できる主な判定方式・併願方式は以下のとおりです。
方式 対象学部 特徴 スタンダード方式 全学部 3教科3科目の合計点で判定 高得点科目重視方式 看護・法・経済・経営・理工・建築・文芸・総合社会・国際・情報・農学・生物理工・工学・産業理工 最高得点科目を2倍換算。スタンダード方式と同時判定 理科重視方式 薬学部 「理科」を2倍換算。スタンダード方式と同時判定 看護学部独自方式 看護学部 「英語」+「国語」の2科目で判定 国際学部独自方式 国際学部
(グローバル専攻)「英語」1科目で判定 情報学部独自方式 情報学部 「英語」+「数学」の2科目で判定 生物理工学部独自方式 生物理工学部 「数学」と「理科」の2科目で判定 英語外部試験利用方式 法学部 英語外部試験スコアとスタンダード方式を組み合わせて判定 英語外部試験利用制度 文芸学部(英語英米文学専攻)・国際学部 英語外部試験スコアを英語得点に換算し、高い方を採用 共通テスト併用方式(B日程) 法・経済・経営・理工・建築・薬・文芸・総合社会・国際・情報・農学・生物理工・工学・産業理工 独自入試と共通テストの高得点科目の合計で判定 文系学部学部内併願方式 経済・経営・文芸・総合社会・国際 同一学部内の他学科・専攻・コースを併願(制限なし) 理系学部学部内併願方式 理工・農学・生物理工・工学・産業理工 同一学部内の他学科を併願(制限なし) 経営学部他学部併願方式 経営学部 産業理工学部経営ビジネス学科・短大との併願 建築学部他学部併願方式 建築学部 生物理工全学科・工学部建築学科・産業理工全学科との併願 薬学部他学部併願方式 薬学部(創薬科学科) 生物理工全学科との併願 情報学部他学部併願方式 情報学部(英・数・理型) 生物理工・工学・産業理工全学科との併願
一般入試・後期の日程
全学部が同一日程で実施し、合格者数は全国最大規模です。3教科3科目を受験し、高得点の2科目で合否判定する「高得点判定方式」が特徴です(一部学部除く)。
共通テスト併用方式(後期)との併願も可能です。
出願期間は2027年2月3日〜3月1日(消印有効)です。医学部のみ2月1日〜2月15日(消印有効)となります。
区分 試験日 合格発表 全学部(看護・医除く) 3/8・3/9※ 3/19 看護学部 3/9 3/19 医学部(一次試験) 2/28 3/7 医学部(二次試験) 3/11 3/19
この日程で利用できる主な判定方式・併願方式は以下のとおりです。
方式 対象学部 特徴 高得点判定方式 看護・法・経済・経営・理工・建築・薬・文芸・総合社会・国際・情報・農学・生物理工・工学・産業理工 3教科3科目を受験し、高得点の2科目で合否判定 スタンダード方式 医学部・短期大学部 受験科目の合計点で判定 国際学部独自方式 国際学部(グローバル専攻) 「英語」1科目で判定 情報学部独自方式 情報学部 「数学」1科目で判定 共通テスト併用方式(後期) 法・経済・経営・理工・建築・総合社会・国際・情報・農学・生物理工・工学 独自入試と共通テストの高得点科目の合計で判定 文系学部他学部併願方式 法・経済・経営・文芸・総合社会・国際・情報・短大 対象文系学部間での他学部を併願(短大を第1志望の場合は利用不可) 理工学部他学部併願方式 理工学部 生物理工・工学・産業理工全学科との併願 建築学部他学部併願方式 建築学部 産業理工全学科との併願 薬学部他学部併願方式 薬学部 生物理工全学科との併願 農学部他学部併願方式 農学部 生物理工全学科・工学部化学生命工学科との併願
一般選抜の日程を把握したうえで、共通テストの結果を活用できる利用方式も確認しておきましょう。
共通テスト利用入試の日程
共通テスト利用方式は、近畿大学独自の試験を受けずに共通テストの成績のみで合否判定します(医学部は一次試験のみ共通テストで判定し、二次試験あり)。
前期・中期・後期の3時期があり、自己採点後に出願できる中期・後期は国公立大学との併願にも便利です。
種別 出願期間 合格発表 前期 1/3〜1/15 2/17 中期 1/3〜2/10 2/24 後期 2/3〜3/9 3/19
前期では5教科型(情報学部は6教科型)を全学部に導入しており(看護・医学部・短大除く)、国公立大学との併願を考えている受験生にも対応しています。
注意点として、前期の出願は共通テスト受験前に締切となります(1月15日消印有効)。
また、共通テストの英語はリーディング160点・リスニング40点の計200点満点に換算されます(通常は各100点)。
複数学部・同一学科の複数科目型への出願も可能で、2志願まで20,000円、5志願まで30,000円の検定料が設定されています(同一日程内・医学部を含む場合を除く)。
共通テストの活用方法を把握したら、次は年内に出願が始まる総合型選抜の日程を見ていきましょう。
総合型選抜の日程
近畿大学の総合型選抜は、2027年度から法学部・農学部・短期大学部で新規導入され、理工学部では女子選抜方式も新設されました。
看護学部のみ専願制で、その他の学部は他の選抜との併願が可能です。
入試の流れとしては、第1次審査(書類選考)を通過した受験生が第2次審査(小論文・口頭試問・プレゼンテーションなど)に進む2段階選考が基本です。
多くの学部は10月中旬〜下旬に第2次審査を実施し、11月上旬に合格発表となります。
学部 出願期間 合格発表(第2次) 看護学部(専願制) 9/1〜9/8 11/7 法学部 9/1〜9/15 11/7 経済学部 9/1〜9/7 11/7 経営学部 9/1〜9/4 11/7 理工学部・理工学部
(女子選抜方式)9/1〜9/7 11/7 文芸学部 9/1〜9/8 11/7 総合社会学部
(環境・まちづくり系専攻のみ)9/1〜9/7 11/5 国際学部 9/14〜9/28 11/3 情報学部 9/1〜9/12 11/7 農学部 9/1〜9/7 11/7 生物理工学部 9/1〜9/18 11/6 工学部 9/18〜10/1 11/6 産業理工学部 9/7〜9/25 11/9 短期大学部 別途公式サイト参照 —
各学部の出願条件や第2次審査の内容は学部ごとに大きく異なります。
また、志向や資格・経験に応じた複数の選抜方式を設けている学部もあります。詳細は近畿大学公式入試情報サイトをご確認ください。
総合型選抜の出願が始まる9月より前に、学校推薦型選抜の日程も確認しておきましょう。
学校推薦型選抜(一般公募推薦)の日程
近畿大学の推薦入試(一般公募)は他大学との併願が可能な公募制で、試験日は11月と12月の2グループに分かれており、最大4日間受験できます(医学部除く)。
出願期間は、11月実施グループが2026年11月1日〜11月14日(消印有効)、12月実施グループが2026年11月1日〜11月28日(消印有効)です。
区分 試験日 合格発表 法・経営・建築・
薬・情報・生物理工・工学・短大11/21・11/22 12/2 経済・理工・文芸・
総合社会・国際・
農学・産業理工12/5・12/6 12/16 看護学部 12/6 12/16 医学部(一次試験) 11/22 12/2 医学部(二次試験) 12/6 12/16
また医学部地域枠入学試験や外国人留学生入学試験など、一部の「その他の選抜」の日程や出願資格については、詳細が決まり次第公開されます。詳しくは近畿大学の公式入試情報サイトでご確認ください。
各日程の全体像がつかめたところで、2027年度から追加・変更された制度も整理しておきましょう。
2027年度入試の変更点
2027年度は、方式の新設や対象学部の拡充など、受験生の選択肢が広がる変更点が複数あります。
学科名称の変更
- 文芸学部:文化デザイン学科 → デザイン学科
- 農学部:農業生産科学科 → 農学科
- 生物理工学部:食品安全工学科 → 食品・生命科学科 / 生命情報工学科 → 情報学科 / 人間環境デザイン工学科 → 建築・人間工学科
新設・拡充された方式
- 一般入試・前期(A・B日程)で看護学部に2科目判定方式を新設(「英語」と「国語」の2教科2科目で判定。スタンダード方式との併願方式としても利用可)
- 一般入試・前期(A・B日程)で法学部に英語外部試験利用方式を新設(英語外部試験スコアをスタンダード方式の結果と合わせて合否判定)
- 推薦入試(一般公募)で理工学部に数理重視方式を新設(「数学または理科」の点数を2倍換算)
- 理工学部エネルギー物質学科:全日程での数学Ⅲなし受験が解禁
- 総合型選抜:法学部・農学部・短期大学部への新規導入、理工学部への女子選抜方式の新設(合格者全員の入学金免除)
- 大宮会場の新設(一般入試・前期A日程):全国31都市での受験対応
他学部との併願拡大
- 経済学部の推薦入試(一般公募):産業理工学部経営ビジネス学科との併願解禁
- 理工学部の推薦入試(一般公募):産業理工学部との併願解禁
- 薬学部(創薬科学科)の推薦入試(一般公募):工学部との併願解禁
- 情報学部の一般入試・前期(B日程)英・数・理型:産業理工学部との併願解禁
変更点を把握したうえで、出願前に特に押さえておきたいポイントをまとめました。
出願前に確認したい3つのこと
日程の把握と並行して、以下の点を早めに確認しておきましょう。
インターネット出願の事前登録
出願はインターネット出願システム「UCARO」に会員登録(無料)し、入試日程を選択してログイン後、出願登録・入学検定料の支払い・必要書類の提出を行う必要があります。
会員登録は出願期間前からできるため、直前に慌てないよう早めに済ませておくことをおすすめします
推薦入試の事前課題(小論文)の準備
推薦入試(一般公募)では、出願登録時に事前課題(小論文)のオンライン入力が必要です。入力は出願登録の画面内で行うため、30分以上経過すると内容が保存されません。
事前にWord等で原稿を作成・保存したうえで、出願当日にコピー&ペーストする準備をしておきましょう。
複数学部を受験する場合でも、1回の入力内容がすべての学部に適用されます。
ながい特待生制度・入学金免除の確
一般入試・前期(B日程)では全学部(短大除く)の成績優秀者を対象に特待生制度があります。また、共通テスト利用方式(前期)では一部学部で特待生制度が設けられています。
総合型選抜の理工学部(女子選抜方式)では、合格者全員の入学金が免除されます。出願前に対象学部と条件を整理しておきましょう。
まとめ
近畿大学の2027年度入試は、総合型選抜の2026年9月出願を皮切りに、2027年3月の後期日程まで長期にわたります。
選抜方式によって出願時期が大きく異なるため、「いつ・どの方式に出願するか」を早い段階で整理することが、余裕ある受験準備の第一歩です。
2027年度は看護学部への2科目判定方式新設、法学部への英語外部試験利用方式新設、総合型選抜の新規導入学部拡大など、受験の選択肢が広がる変更点も多い年度です。
まずは志望する選抜方式の出願締切を確認し、スケジュールを逆算しながら、焦らず一つひとつ準備を進めていきましょう。
自信を持って出願に臨める準備を、早めにスタートしてみてください。
最新の情報や出願資格の詳細は、近畿大学の公式入試情報サイトでご確認ください。
【出典】近畿大学「近畿大学入試情報サイト」
※本記事に掲載している情報は記事執筆時点のものです。料金・キャンペーンなどの最新情報は各教室にお問い合わせください。
