ある日突然、子どもが塾に行きたくないと言い出してしまって困っているというご家庭もあると思います。ただ本人に勉強をするやる気がないのに無理に塾へ行かせても効果は見込めません。それではこのような場合にはどのように対処すればいいのでしょうか。
そこでこのページでは子どもが塾に行きたがらない場合の対処法をご紹介します。
よくある子どもが塾に行きたがらない理由とは?
それではまずはよくある子どもが塾に行きたがらない理由からみていきましょう。お子さんがこれらの理由に該当しているかはわかりませんが、よくある理由をまとめましたので参考にしてみてください。
よくある塾に行きたがらない理由
- そもそも勉強することに興味がない、勉強が嫌い
- 塾の授業のレベルやペースが合わない
- 担当講師の性格が苦手、教え方が合わない
- 塾に嫌いな友達がいる、塾の雰囲気に馴染めていない
- 家から遠い、宿題の量が多いなどのその他の理由
これらはよくある理由ですが子どもが塾に行きたがらなくなってしまった場合はどのように対応すればいいのでしょうか。続いてみていきましょう。
お子さんの意思を尊重することが大切
保護者の方からしてみれば「せっかく高い授業料を払って通わせているのに…」や「本人のためを思って受験で成功できるように通わせているのに…」などの想いがあるとは思いますが、お子さんが塾に行きたがらないのには理由がありますので頭ごなしに否定はせず、まずはお子さんの話をしっかりと聞いてあげましょう。
特に塾に通って勉強をする上で本人の意思や、やる気はとても大切です。逆に嫌々で勉強をしていても効率が悪く成績の向上も期待できません。そのためお子さんとよく話し合って、何があったのかを聞いてみてください。その上で受験を乗り切るのはお子さん自身ですので、できるだけどうしたいのかというお子さんの考えを尊重していただければと思います。
また、お子さんが塾へ行きたがらない理由の中には保護者の方のサポートによって解決できるものもありますので、具体的な対処法を続いてみていきます。
具体的な対処法について
対処法は理由によって異なりますのでそれぞれみていきましょう。
まず、「塾の授業が難しい」や「講師が苦手」などの理由の場合ですが、これらは今通っている塾でも解決できる可能性がありますので、お子さんが今後もその塾へ通い続けたいという意思がある場合には、保護者の方が塾に相談してみることをおすすめします。お子さんの理解度に合ったコースに変更できないかどうかや、講師を変更してもらうことはできるかなどを相談してみましょう。相談をした上で問題が解決できそうにないようでしたら転塾も含めて検討して下さい。
次に、「塾に行ってまで勉強したくない」や「勉強が嫌い」などの理由の場合ですが、お子さんが小学校低学年や中学1年生であれば無理に塾へ通わせなくてもいいといえます。本人が勉強することに興味が持てるように保護者の方が宿題を一緒に手伝ってあげたりする中で小さな成功体験を積んでいけるようにサポートすることをおすすめします。お子さんが受験生の場合には、塾へ通うことにこだわる必要はありませんが本人が勉強することへの動機を持つことは大切ですので、志望校や将来のことなど保護者の方が考えるきっかけを作ってあげられるといいでしょう。
さいごに
お子さんが塾へ行きたがらないのには何か理由があります。お子さんの中で大きなストレスを抱えている可能性もありますので、一方的なコミュニケーションをとるのではなくお子さんの話に耳を傾けていただければと思います。少しでも参考になれば幸いです。
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