【岡山に根ざして36年】集団授業と個別指導のハイブリッド授業を展開する加藤学習塾にインタビュー

岡山県に根ざして36年。地域密着型で信頼と実績の高さで、親子二世代で通う生徒もいる「加藤学習塾」。集団授業と個別指導のハイブリッド授業を展開して、生徒ひとりひとりに合わせた学習法を提案しています。代表の加藤杉文先生にインタビューしました。

- 加藤 杉文(かとう すぎふみ)先生
- 株式会社飛鳥 代表取締役社長
岡山県出身。22歳で学習塾業界に入って以来この道一筋に歩み、36年ほどの指導経験を積む。1986年に「加藤学習塾」を立ち上げ、現在は岡山県で、福浜本校に加え、藤田、灘崎、竜操、山陽、和気の6教室を展開している。
創業36年、岡山県内に6教室を展開
ーー加藤学習塾を立ち上げた経緯について教えてください。
学生時代に先輩が学習塾を経営していて、そこで働き始めたのが最初ですね。その後、自分で地元岡山に学習塾を立ち上げました。36年の間に少しずつ教室が増えていき、今では岡山県内に6教室を展開しています。
対象は小中高校生ですが、一番多いのは中学生です。6教室合わせて中学生が全体の半数、次に小学生、次に高校生という順となっています。生徒の通塾目的としては、約8割が受験対策です。中学受験を目的とする小学生も多く通っています。
また、地元密着型の塾として岡山県で36年続けているので、ありがたいことに近年では親子2代で通っていただくパターンも増えてきました。
集団授業と個別指導どちらも選べるハイブリッドスタイル
ーー加藤学習塾の指導において一番興味深い点は、集団授業スタイルと個別指導スタイルのどちらも選べる点ですよね。
はい。集団授業だけ、個別指導だけ、という生徒もいますし、集団と個別を併用して受講する生徒もいます。たとえば得意科目の数学は集団で受けて、苦手な国語は個別指導を受けるといったふうに。
集団授業と個別指導のどちらを受けるのかについては、入塾面談で本人の希望を聞いて決める場合もあれば、まずは集団授業を受けてもらい、苦手な科目がわかってきた段階で個別指導に変える場合もあります。途中で変更する生徒もたくさんいます。
ーー学び方をフレキシブルに変更できるのはすごく魅力的です。
当塾では中学生の場合、集団授業は5科目受講がセットになっているんです。志望校を私立にした場合、5教科ではなく3教科受験になるためその時点で個別に変える生徒もいます。
他のパターンとしては、部活や習い事との兼ね合いで曜日が合わず、集団から個別に変えるというパターンですね。集団授業は週に2日行っているのですが、そのどちらかの曜日だけ出席できない場合、出席できない曜日の科目を個別指導に変える生徒もいます。
学び方も学ぶ曜日も自分の希望やスケジュールに合わせてカスタマイズできるのが、当塾の特長です。
ーー生徒ひとりひとりが自分に合った勉強法が選べると、成績も効率よくアップしそうです。開塾当初からこのスタイルだったのですか?
いいえ。最初は集団授業がメインでした。次第に保護者から個別に指導をしてほしいという要望が出てきて、集団授業がない時間帯、授業の前後の時間帯、土日に個別指導を始めました。
昔は各教室に部屋数が一つしかなかったので、集団と個別の授業を並行して行うことができなかったというのが理由です。9年前に「個別指導と集団授業をしっかり並行してやっていこう」ということになり、今ではすべての教室で二つのハイブリッドスタイルで行っています。
ーー集団授業、個別指導を受ける生徒の割合を教えてください。
半々ですね。ただし、ここ3〜5年間で個別指導を希望する生徒がとても増えてきました。以前は、個別指導を希望するのはすごく成績の良い、または逆で学校の授業についていけない生徒でした。しかし、近年は成績にかかわらず、個別指導を希望する生徒が増えています。
ーー個別指導では、講師1人に対して生徒は何人ですか?
先生1人に生徒4人で行っています。生徒はお友達同士という場合もあれば、学力や学年がバラバラの生徒たちの組み合わせもあります。学習の進め方は、生徒がそれぞれ演習をこなして、先生が個別に解説をするという形です。
私の考える個別授業向きの生徒は、先ほども申し上げたように、成績が優秀もしくは周りよりも少しついていけなくなっている生徒。性格としては、おとなしかったり引っ込み思案で、集団授業だと積極的に質問できないタイプの生徒が向いています。一方、集団授業に向いているのは、競争心があり、友達同士で切磋琢磨してがんばれる生徒ですね。
生徒や保護者のことを第一に考えたアットホームさが人気
ーー保護者とのコミュニケーションはどうされていますか?
保護者との連携は、かなり密にとっています。保護者懇談は年に3回ありますし、毎月必ずすべてのご家庭にお電話をしていろいろな話をしています。電話の内容は授業の進捗状況だったり、成績に関することだったりさまざまです。それ以外にもニュースレターを毎月発行しています。
ーー通常の授業の他に、理科実験教室などの課外授業も頻繁に行っているとうかがいました。
小学生対象に理科実験教室、小中学生対象にサマーキャンプ、小学6年生と中学3年生の受験生を対象に勉強合宿、中学卒業記念の旅行などがあります。ここ数年はコロナの影響で実施できていませんが、そろそろ再開する予定です。他にも、プログラミング講座の開講も検討しています。
経験豊富なベテラン講師陣
ーー講師はどのような方が多いですか?
多くの個別指導塾では学生講師が多いですが、当塾では経験豊富なベテラン講師が揃っています。学生講師だと他県の出身者の人も多いですし、一つの塾に長く勤めても学生時代の3〜4年間ですよね。
当塾の講師はキャリアも長く、ほぼ全員が岡山出身で岡山に根ざしている人たちです。そのため、岡山ならではの教育事情もよく知っています。各学校の特色などもわかっていて責任感もありますし、安心感がありますよね。
ーー講師を採用する際の条件のようなものはありますか?
これは決まっています。「人柄」です。面接すると第一印象でだいたい人となりがわかります。授業テクニックの高さももちろん大事ですが、地域のことや生徒の心の機微がわかる人を積極的に採用したいですね。
出身大学はほとんど気にしません。有名大学出身の先生がずば抜けて指導力が高いかといったら、そんなことありませんから(笑)。
ーー反対に、こういう講師は合わないというのはありますか?
以前、当塾に勤務していた講師の中に大手塾出身の方がいました。その先生は、「生徒の成績が上がっても下がっても何も思わない」と言っていました。仕事をとてもビジネスライクに考えていらっしゃったんです。
毎月の売り上げ目標があって、目標に達するためにはあと何人の生徒を入れなくてはいけない、何人の生徒に講座を申し込んでもらわないといけない、と考えるタイプの先生だったんです。塾を大きくすることも考えていて「この塾をもっともっと大きくしたい」とも言ってくれていたのですが。
昔の学園ドラマにある先生と生徒の絆に憧れて個人塾を始めた私とは、考えが合いませんでした。もちろん塾を経営する以上、売り上げは大事ですし、生徒の成績を上げることが第一です。ただ、地域密着型で生徒のことを第一に考えたり、生徒のうれしいや悲しいという気持ちを共有できないという点においては、その先生と私の考えは少し違うかな、と思いました。
講師と一緒に成績アップを目指す成績保証制度
ーー加藤学習塾では、「成績保証制度」があるそうですね。
はい。遅刻も欠席もせず、授業態度も真面目、宿題もしっかりやっているのにも関わらず、3ヶ月経っても思うように成績が伸びない、という生徒を対象に無料で個別指導を行っています。これは20年以上前からある制度で、「90日で確実に成績を伸ばす」という私の目標から来ているものです。
実際には、3ヶ月うちで勉強すれば成績が上がるので、この制度が実行されることは少ないのですが(笑)。
無料体験はたっぷり試せる1ヶ月
ーー多くの塾では無料体験は1回ですが、加藤学習塾は1ヶ月も無料となっていますね。
はい。まず、私の個人的な考えとして「1回や2回の体験では、塾の良し悪しは判断できないだろう」というのがありまして。集団授業は文系理系で講師も違います。また無料体験期間中に、無理なく通塾できるか見定めていただきたいです。
たとえば通塾に30分かかるとして、1回2回ならなんとか通えたとしても、それが1ヶ月となった時に生徒本人やご家族に負担とならないか。そういうところまでしっかり考えて判断していただければと思います。
ーー月謝に関しても、一般的な塾と比べて割安だと思います。
そうですね。開塾以来、数回は価格を改定しましたが、基本的には安い方だと思います。私の気持ちとして勉強に意欲があるにもかかわらず「月謝が払えないから通えない」という生徒を作りたくないんです。できるだけ多くのお子さんに通ってほしい、という気持ちが根底にありますね。
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本気で成績を上げたい人の強い味方
ーー最後に学習塾を検討している人にメッセージをお願いします。
当塾は、本気で成績を上げたい生徒のお力になれます。入塾当初は「勉強が苦手」という生徒がほとんどです。そういう生徒こそ諦めることなく当塾に頼っていただけたら、と思います。一緒に勉強をしてどんどん成績を上げていきましょう!
また集団指導と個別指導のどちらがいいのだろう、と迷っている方も大歓迎です。話を聞くだけでも構いませんし、たっぷり1ヶ月の無料体験を受けていただくだけでも構いません。まずはお問い合わせください。
ーー本日はありがとうございました。
取材協力:加藤学習塾